やっぱりお洒落さん   ラヴェル

初演はエネスコ(Vn)、ラヴェル(Pf)とのことです
聴きたかったですね~


DebussyRavelString.png
Ravel (1875-1937)
Violin Sonata No 2 in G major (1923-7)
Krysia Osostowicz (violin)
Simon Crawford-Phillips (piano)
Hyperion CDA 67759 (2009)

昨年初聴楽の曲なのですが、時々無性に聴楽したくなる時がありますね
部屋の掃除や整理をした後で、すっきりした部屋の片隅の方で椅子に座ると
何とも澄み切った感覚に捉われることがありますが
そういう時が、よいのです
特に第2楽章は開始直後のカチっとしたピアノのリズムに乗っての辺り!
部屋掃除後の軽い前向きな気分によく合っていると感じます

第2楽章には速度記号というのではなく Blues とある
ここで、ブルースというのが立派な形式だというのは
検索して初めてわかったことです
ジャズやロックンロールの源流とのことですが
確かに、鍵盤と弦の音のぶつかり方とかは
正にジャズっぽい…、てかそのものでしょうか?

2つの楽器がお互いにそっぽ向いているようですが
実はお互いを気に入っている面もありそうな
「仲の良さを確認するために、いちいち話したりしないわけよ☆」みたいな…




RavelSteinbacher.jpg
Arabella Steinbacher (violine)
Robert Kulek (piano)
Orfeo C 739 081A (2007)

とても気前の良いピアノ淡々としたリズムが始まると
「やぁ、今日も来たよ」とご挨拶
ヴァイオリンは、どこか微かな妖艶さで、ちらっとピアノを見る
「来てたんだ。ふ~ん」
特に愛想良くもないけど、いつも行っているのでクセになってしまった
そんな場所にお酒を飲みに行くような気がするんですね
ちょっと世間話しても
「へ~、そうなんだ」
「もちっと面白がれよおい…。ま、いいか、また来るよ」
「うん。来月の私の一押し音楽会は絶対一緒に来ること!」
みたいな、一朝一夕では形成不可能な「イイ」雰囲気

しかし演奏時間は全曲で20分に満たない小曲ながら
3つの楽章は、正に「モーリス・ラヴェルさんの粋」が詰まった菓子みたいです
第1楽章の、不透明なガラスの向こうに見える曖昧な景色
第3楽章は、思い切りゼンマイを巻いた玩具の自動車のように走りまわる
以前の投稿でも使った言い回しですが、やはりこの曲というか
Ravelの音楽には「お洒落さん」という言葉を時々は添えて上げたいです

Hyperion の Osostowicz (クリシア・オソストヴィッツ)盤は
これ以上どうしろというまで掃除した感じの天晴な「小奇麗さ」で勝負
ピカピカッ☆
Orfeo の Steinbacher 盤は、それに微妙に熱を加えたような
摩訶不思議な緩やかさ、という雰囲気に聴楽しています



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