動植物の乱痴気騒ぎ? ショスタコーヴィチ

Shostakovichの交響曲第「6」番です

13.jpg

Shostakovich (1906-1975)
Symphony No.6 in B minor, op.54
Gurzenich-Orchester Koln
Dmitrij Kitajenko
Capriccio 49 545 (12CDs 2002)

さて、この曲もかなり割り食ってる感じがしますね
第5番の後になりますし、後ろには例の巨大交響曲もあります

第5、第7が強烈な勢いで燃える炎とすると
この第6番の第1楽章は、前人未到の森の中に忽然と姿を現す
そんな湖の静けさを持って現れるような気分を感じます

ただ、単に素朴な音響ではなく、現代的な先鋭さもチラチラしていて
第2楽章では、思い出したような爆音が訪れるような瞬間もある

更に奇妙なのは、第3楽章では不思議な乱痴気騒ぎの様相を呈して
変に陽気で粗野な大管弦楽の畳み掛けるようなステップで突然終了します

第5、第7では、人間の感情が炸裂するような勢いを感じますが
この第6では、人間以外の何かが主役になっているような気もします
前の方で「森の中」という表現をしましたが
そこにいる動物や植物たちの愉快な会議のような趣、と言うのかなぁ

第5番の凝縮した何かに比して
小さな何かが散見(散漫ではない)しているような…
それらが時おり集まっては輪になって踊り
次の瞬間には、再び知らんふりという…、とにかく不思議な交響曲ですね

と言っている私は、以前から妙にこの曲が気になっていて、かつ好きなわけです
そりゃあ、第5番を聴いて思い切り盛り上がりたい、スカッとしてみたい
そういう気持ちはもりもりとあるのですが
いつも気合を入れていたら疲れてしまいますしね
てな時は、この曲のCDをプレーヤーに入れたくなる瞬間です

楽章毎に次第にテンポの速くなる曲ですが
第3楽章はもう思い切りグリグリやって欲しいですね
ただ、楽隊の少なからぬ人数がついていけてないような粗雑さちょっと…
「速い」と感じなくて構わないですが「遅いかも」はイタダケナイぞと
微妙な匙加減は、最初に紹介した盤がまずまずと思いました

しかしこのセット
Capriccioレーベルの先行きが怪しい時期(一昨年頃か)は
飛び上がるような高額でした(HMV Onlineで確か33,000円くらい!)が
その後事情が好転したのか入荷が安定して
私は昨年7月に約5000円でGet!できました

ふと気になって今調べたのですが、CapriccioのHPではAvailableですが
(ただ、初回発売時の大きなBoxではなく、small boxとのこと)
Amazon.comではdiscontinuedなんですよね。どういうことなんでしょうか

もうすぐ購入後1年経過しようとしていますが、まだ4曲しか聴いてません(苦笑)
やはりこの人の曲もProkofievと同様、聞き手のコンディションに影響大です

余談ながら、指揮者のKitaenko
OehmsからTchaikovskyの交響曲全集が始まるようです
Tchaikovskyの交響曲からかなり遠ざかっているので、ちょっと楽しみです

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