組曲版と異なる緊張の世界  プロコフィエフ

3曲ある交響組曲とは異なる緊張感に満ちています

LSOromeo.jpg
Prokofiev (1891-1953)
Romeo & Juliet Op. 64 Complete Ballet
London Symphony Orchestra
Valery Gergiev
LSO Live LSO 0682 (2008)

久々の《ロミジュリ》全曲です
国内だとヘタすると4200円台の価格なんですが
MDTで送料込1344円で購入してしまいました
やはり国内店舗で購入する場合、人件費がどうのと言うよりは
即Get!の快感と、お出掛けの高揚感代ということでしょうか

さて、全曲版を本当に楽しめるようになったのはいつ頃からか…
いやぁもうここ数年のことだと感じます
第2幕の終わり、ティボルトの最期以降は、心理劇みたいになり
Allegroの気持ちよさとは離れます
高校生の頃は、この辺りはほとんど出番がありませんでしたね
(最後の2曲は除く)
少し後に原作を翻訳で読む機会があり
多少は改善するかと思えば、全然ダメでしたね

それが変化したのは、初めてBalletの舞台を見た時です
(ロシア国立音楽劇場バレエ 1989年ワシリーエフ版 7/7/2000東京文化会館)
当然セリフなんて全くないのに、Danceと音楽が最初から最後まで雄弁でした
身体での表現がこれ程圧倒的だとは!
音楽と切り離すのは不可能だという点でもう本当に納得の体験でしたね
(交響組曲Op. 64bis, Op. 64ter, Op. 101とは全くの別世界なんですね)

それ以降、少しずつ第3幕の、Julietの心の中を透視するような音楽
これに聴楽の度合いを深めて行くことが出来るようになって来ましたよ
頭の中では、音楽と一緒に情景が想像されている訳です
とにかく今はこれが愉しい、てかゾクゾクする程なんですね

で、大曲ですから、少しずつ各曲の印象を書いて行くと思いますが
第1幕に戻りますと、初聴楽(Maazel指揮Cleveland, DeccaのLP)の印象が強いのは

第8曲
Interlude (間奏曲) です
舞台の方でも、この曲を持ってバレエ最初の「つかみ」の部分を終わります
低音金管楽器(tubaか?)の半音を交えた上昇する旋律が、期待を抱かせるんですね
行進曲のリズムに乗ったこの不思議な高揚感、これはもうProkofiev!
ハーモニーを旋律の区切り毎に安定させずに少しずつ進行させるアイディアは
まぁ専門家に言わせると単純なものなんでしょうけど
私にとってはインパクト絶大でしたね(ここを繰り返して聴楽したこともあります)

指揮者によってtempoが速過ぎたり、途中からの肝心の小太鼓が軽かったりと
意外に「グッと来る」演奏がなかったのですが
今回のGergiev盤は、心持速めながらも、tuba?が「ツボ」の速度で出てくれて
Maazel盤で弱かった小太鼓が、「これなんだよね」というもので、いいっす!

しかし、これを管弦楽だけのLiveでやったGergievの根性も凄いなぁ

舞台転換の曲の話で、2010年から2011年になりました
まぁ今年もいろいろあるんでしょうけど、締めの所でホッと一息できればOKです
(次回に続く、時期未定)

コメントの投稿

非公開コメント

染さんへ

バレエが原作の交響組曲と、バレエ全曲版は
テンポに関しては、はっきりとした違いがありますね
実際の踊りに合わせるとしたら、どうしても速度はゆっくりになります

最初に気づいた時は!な気分になりますが
ダンサーの動きを考えると、実に説得力のあるものです
これぞ伴奏音楽というところでしょうか

No title

バレエ…舞台も、ちゃんと観てみたいと思うモノです。
音楽として聴くのと、踊りのテンポの違いが分かるまで観たり聴いてみたいとも思いのですが。
スゴイ贅沢な事なのでしょう。
プロフィール

quietplace

Author:quietplace
聴楽記へようこそ!
関心事を書きちらしています。

FC2カウンター
ブログランキング
以下のランキングに参加中です

にほんブログ村 クラシックブログ クラシック音楽鑑賞へ
日本ブログ村 PVランキング
よくわかりませんが、取り敢えず装着してみました。
最新記事
カテゴリ
最新コメント
ブロとも

染のブログ
月別アーカイブ
検索フォーム
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

RSSリンクの表示
QRコード
QR