若き音楽家のフレアが大炸裂  J.S.バッハ

音楽に「振り回されること」の快感があります

Bach_cpo_complete.jpg
J.S. Bach (1685-1750)
Fantasia in g BWV 542/1
Gerhard Weinberger (organ)
cpo 777 363-2 (22CD)

いわゆる「大ト短調」です
今まで購入したことのあるCDでは、不思議に遭遇したことがない曲で
10年程前に、Simon Prestonの全集(DG)で初めて聴楽し
後半の見せ場、爆発的な音の流れの中
低音が半音階的に下降して行く部分に衝撃を受けました
その後の関心が当時が伸びなかったというだけで(苦笑)
醸し出す異様な世界の記憶のみが残っておりました

で、時は流れて今回のWeinberger盤の登場です
FantasiaとFugaが分離されていて
収録されている盤まで違います。これはどういうことか?
まだBookletを読んでいないのですが
何か書いてあるかも知れません

でもって余計なことを考えずに聴楽してみましたが
わざわざFantasiaとFugaを連結することの意味は
特にないのでは?とも思っています
単独でもそれくらいの高緊張度を伴っているのかな…
ヘッドセットで聴楽しましたが
もう終わった瞬間に「すげ~!、すっげ~!」というか。ハハハ
自然に拍手しちゃいましたよ。手が痛くなるくらい
大笑いしたくて堪らなくなるような快感☆

Bachが当時教会でこれを弾いた時の聴衆には
おそらく今のメタルなんて比較にならなかったのではないか?
このような激情的気分を、僅かの時間に凝縮しているとは…!
主題の古風な佇まいを、超過激に渦巻くパッセージで武装してあるというか
若きBach(35才)のフレアが炸裂する輝かしい時間と空間を得られます

一聴驚愕し、何度か聴楽してみて考えたのは
この作品がとても300年も前に書かれたものと思えないことで
ヘタすると20世紀中盤と言ってもあまりおかしくないとも感じることですね
重低音から高音に至るハーモニーの重ね方の妙というか
超大型台風のような激烈さを支えているのも
やはり緻密な構想と周到さだというのを本当に強く意識させられます
これはBachが今も愛される要因の一つなのでしょうね

久々にですね
自分の持つ「聴楽観」をひっくり返されそうになる
そんな豊穣な聴楽時間なのでした

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

quietplace

Author:quietplace
聴楽記へようこそ!
関心事を書きちらしています。

FC2カウンター
ブログランキング
以下のランキングに参加中です

にほんブログ村 クラシックブログ クラシック音楽鑑賞へ
日本ブログ村 PVランキング
よくわかりませんが、取り敢えず装着してみました。
最新記事
カテゴリ
最新コメント
ブロとも

染のブログ
月別アーカイブ
検索フォーム
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

RSSリンクの表示
QRコード
QR