母国語で読める安心感  プロコフィエフ

さて、久々に出ました、プロコ本

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Sergei Prokofiev
プロコフィエフ
自伝/随想集
Autobiography / Articles
田代 薫 = 訳
translated by Kaoru Tashiro
音楽之友社

昭和39年に初版の《自伝・評論》の新訳です
訳者の田代さんは、ピアニストで
度々日本でもProkofievを演奏しています
(私も何度か実演を聴楽できました)
なかなか機会のない第5や第9ソナタに触れられましたよ

この二冊の本は、それぞれに特徴があって
今回のは現代のこなれた日本語が心地良いです
最初のとは写真も違うものが少し混ざっていて、愉しい
大田黒元雄夫妻と写っている写真などは、時代を感じさせますね
最近、古い写真に興味が湧いています

今回は、注がなかなか興味深いものがあります
注自体が読み物として面白く
それ自体を膨らませてオリジナルの出版物として
成立させると、何か超絶的プロコ本ができるかも…

古い方は、なにやらいかにも昔の出版物という感じで
日本語の言い回しも、どこか懐古的なのが「らしい」です
(ストレートな翻訳調でしょう)
権利の関係で新訳に載せられなかったのか
少年セルゲイが書いた長文の音楽院受験報告が目を引きます

こうして、新訳というやや意外な形で日本語プロコ本が出ました
英語でも、Robinsonの伝記等、面白いものがありますが
やはり日本語で書かれているというのは、何にも代え難いのですね
不思議な安心感がありますよ

日本で初めて出た伝記では、戸田邦雄氏の《プロコフィエフ》があります
(アテネ文庫291、弘文堂1957年)
これは、時々Amazonに出品されては、高額で出る本ですが
(私は幸運にも状態の良いものを1500円でGet!できました)
最近になって、アテネ文庫が復刊されています
(大きな書店では手に入ります)
復活のラインアップに入っていると良いなぁ

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染さんへ

>プロコフィエフさんの自伝…本当に昔から出版されているのですね。
>きっと翻訳のされかたも時代が反映されているのでしょう。

プロコ本は、日本だと60年代までは数冊出ていると思うのですが
それ以降本当にごくたまにしか出なくなっています
聴いた目派手で明るい音楽は、日本の古典音楽好きにはウケが…

No title

翻訳本と言うものは、どの分野のモノでも…しっくりと伝わってくる文章に出会う事が少ない気がします。

プロコフィエフさんの自伝…本当に昔から出版されているのですね。きっと翻訳のされかたも時代が反映されているのでしょう。

それぞれの時代に会う翻訳のされかたが、この後もあればとも思います。

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