燦然と輝きながらも優美に…  ドビュッシー

何かのきっかけで、曲に対する印象が変わることがあります
そう多くはないことでしょうけど

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Debussy (1862-1918)
L'isle joyeuse
Hokon Austbo (piano)
Simax PSC 1250 (2003)

《喜びの島》、リサイタルにも頻繁に登場する曲です
最初に出る主題を聴楽していて思うのは
「Debussyはこういう節回しが好きなのかな」というものです
八分音符と十六分音符の組み合わせ?の連続というやつですが
以前は、どうもこれが「安っぽく」聴こえてしまう気がしていました

これが覆ったのは、上記の盤を聴楽している時だったかな
と言っても最初はながら聴きで、「お、例の曲が始まったか」という程度です

私は、最初の主題のテンポが速すぎるのは「はしたない」と思っています
ですが、Austboの速度は、不思議な「間」みたいのがあるような…
(これはテンポが頻繁に揺れるのではなく、「ゆったり」が一貫している)
Debussyの曲では、過度のリズムの強調は
玩具の人形が高速で動くようで味気ない心地がします

この速度設定により、なぜか主題自体、堂々とした趣が出ていて
その趣が何らかの余裕を生むのか
後半の盛り上がりは実に悠然としたものになり
ながら聴楽から、身体を起こしてスピーカの前に釘付けになりましたよ
燦然と輝きながらも優美な盛り上がり
「何か凄げぇぞ、おぉ~!」みたいな。ハハハ
大交響曲のフィナーレを聴楽したような満腹感を得られましたね
演奏時間は僅か6分11秒です

一つの曲を見直す機会って、意外な所に隠れているものですね

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上の絵は、Debussyがこの《喜びの島》作曲に際し触発されたという
Antoine Watteau (1684-1721)の《シテール島への巡礼》です

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そうですね。たぶん余裕がある時です
普通は、全然耳には入ってなくて
気づいたらCDが最後まで再生しているというやつでしょう

No title

どんな曲もテンポで聴こえ方がだいぶ変わりますね。
そういう事に気を配り聴けるのは…余裕がある時です。

私は…そんな時を持てる事にも感謝してます。
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