パリ滞在期の密やかな一角  プロコフィエフ

ジャケットの体裁が、静かに何かを主張しているようで、好きなんです

prodigalson.jpg

Prokofiev (1891-1953)
"Ballets, The Piano Transcriptions"
L' enfant prodigue op. 46
Sur le Borysthene op. 51
Maria Ivanova (piano)
cpo 777 093-2 (2003)

Prokofievの欧州滞在の後期から終わりに近い頃のバレエ音楽です
それぞれ《道楽息子(放蕩息子)》、《ドニェプルで(ボリステーヌの岸辺で)》
どこか、何とはなしに印象的なタイトルがついています

作曲者によるピアノ編曲で、リサイタルのレパートリと解説にはありますが
この版の存在は、このCDが出るまで知りませんで、詳細は調べていません
ダンサーのための練習用にしては手が込んでいます

超有名作ではありませんから
初めてProkofievの作品表を見た時の記憶は鮮明で
神秘的な感じすら持ちましたね

初聴楽の時の印象も、《ピーター》《ロメジュリ》等に較べたら神秘的でしたよ
旋律線も、ハーモニーも非常に謎めいていて
輝かしい現代的の音響の瞬間があるものの
視界の隅の方で密やかに何かが動くというか、そんな印象があります

《放蕩息子》は聖書の物語からの発想で、どこか淡彩の
《ドニェプルで》は全くの創作で、抽象的な物語展開の水墨画のような趣です

で、私はこの2作品を非常に好んでおります
このように地味な作品も、実際に聴楽した時に感じた手抜きゼロの緻密さ
新しい旋律線の模索の痕跡を大いに感じられて
とても豊かな聴楽を愉しむことが可能です

個人的に、最も天才的閃きの瞬間は
《ドニェプルで》のPa de deuxの開始の所でしょうか
3拍子で、穏やかに舞い上がる木管と半音階な弦の絡み合い…

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Prokofievの音楽がたまたま、自分の脳を刺激してくれるみたいです
聴楽していて心地良いというか、自分の期待している音がなると言えるかも知れません

No title

幾つかあるバレエ音楽の一つなんですね。
聴いていて…いろんな音の世界が広がる気がする?…Prokofievさんの曲が全て色んな音の泉に感じますね。
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