最高の第6ソナタ  プロコフィエフ

さて、特に第6ソナタの現時点での決定盤です

guyprokofiev.jpg
Prokofiev (1891-1953)
Sonata No. 6 in A, opus 82 (1938-1939)
Francois-Frederic Guy (piano)
Naive V4898 (2001)

第7番が収録されていないのが、Guy(ギィ)さんらしいというか
彼のレパートリには、Prokofievが協奏曲を始めとして
何曲か入っていますが、録音というものには慎重みたいです

読むことの可能なインタビューを眺めても、こんな感じです
「タワレコに行ってみなよ、どれを買おうか迷っちゃうだろん?」
彼が今までにリリースした録音も、いろいろ個性的ですね

当CDも第6、第8の2曲というシンプルなラインアップ
初出時は国内Tower店舗でも、\1200程度で出ていましたが
あの価格は一体何だったのでしょうか
(現在は店舗での発見は難しく、NetGetの方が速いです)
当時はレーベルも、奏者も殆どわからずでして
私も最初はあまり期待しないでの聴楽でしたが…、!!!
このギィ兄さんが超上手い!

リリースされている盤を眺めてみても
自身を追い込んで弾きたくなるような曲を集めているような彼の演奏は
どこまでもインテンポで明晰かつ迫力十分なもので
(でもって重厚な響きが感じられる録音です)
今までのProkofievのピアノ曲演奏と録音というものを考えてしまうようなものでした

打楽器的?一気呵成?怒涛の迫力?
どれか一つ突出していれば通用するそれまでのProkofiev演奏が
私の中では、このGuyのパフォーマンス以降は
全く通用しなくなったような気分が強くしています

もし彼が第7ソナタを録音しても、前後の2曲は再録しないで十分でしょう
そんな気分がしています。録音とはそれほどまでに磨いて出すもんだな…
そんな風に思ってしまいましたよ

ピアノソナタ第6番イ長調Op. 82は
後に続く第7、第8に較べると、何となく地味な感じがしますね
楽器(オルガンを始めとする鍵盤)を演奏する友人曰く
「一聴、技術的に困難をきわめている感じがするなり」だそうです

実際、第1楽章をきちんと弾き切っている録音は、かなり少ないでしょう
最大の勝負所でもあり、多様な要素の詰まり具合から言っても
ここで幻滅しては、この先を集中して聴楽するのは困難です

が、しかし…、それまでの5曲の「痛い音響」の味を残しつつ
後続のソナタへ続く「何か素晴らしいもの」の予感を強くさせてくれます
モダン、抒情、厳しくも美しい和声と旋律…

実演では、Alexander Gavrylyuk (1984-)のこれまた何とも言えず
爽快かつ痛快なパフォーマンスが今でも忘れられないです
(23/09/2004 彩の国埼玉芸術劇場 音楽ホール)

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