いつにも増して大袈裟なタイトルでありますが
これが、私が自分の意志で購入所持した最初の「盤(LP)」です
いわゆる蒐集第1号盤になります


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J.S.Bach (1685-1750)
Toccata and Fugue in D minor BWV 565
Toccata and Fugue in D minor BWV 538
Toccata, Adagio and Fugue in C BWV 564
Fugue in G minor BWV 578

Herbert Collum (BWV 565), Hans Otto (BWV 538)
Johannes-Ernst Kohler (BWV 564), Robert Kobler (BWV 578)
EAC-30025
東芝音楽工業「ニュー・セラフィム・ベスト150」 \1,300

1979年頃、もう31年も前なんですねぇ
当盤は、両親が写真立てに入り、実家の都営住宅を引き払う時
残念ながら、そのゴタゴタで消えてしまいました(懐かしいなぁ)

購入場所も鮮明な記憶があり、実家の近所のイトーヨーカドーでした
地元に近い商店街とは逆の方向に開店した
当時としては非常に画期的なお店でしたね
2Fの奥の方に、珍しくClassicalも一応置いてありました

そこで最初に触れた盤には、毛筆っぽく縦書で《大地の歌》とありました
不思議に本当にはっきりと覚えていますねぇ…
少し前にレコ芸誌に初めて触れた私は、既に「廉価盤」の存在を知り
(14才にして「廉」の字を読めるようになったのもこのお蔭)
取り敢えず、主として1300, 1800, 2300, 2500, 2600(DG)円
これらの価格帯が「厳然と」存在することは知っていました

小学校時代に音楽鑑賞の時間では、Bachは一応教科書人気がありまして
BWV 578を聴いて、何がしかの感銘を受けた私は
「自分が関心を持ち」かつ「安価な」という条件に合致する盤を求めていて
帯の「小フーガ」という文字に瞠目し、連れて来て貰った母親に連絡
打診、交渉、可決、購入、清算(親による)を経てGet!出来ました
不思議にも直ぐに了承されたワケです

それまでの、アイドルやアニメサントラ以外のジャンルでの
初めての購入なのでした…、記念盤であります

実際に聴楽してみましたが、とにかく度肝を抜かれたワケです、Bachさんにです
BWV 565は、この時が初の聴楽でしたが
私の、ハーモニーに対する感覚は、ここでほぼ決まってしまった気がします
大体において、いろいろな盤を聴楽しつつ、嗜好というのは定まって行く…
そんな気も勿論強くしていますが、最初の盤の印象と言うのは本当に最強では?

BWV 565は、当盤のtempoでの演奏が標準になりまして
今もあまりに速い即興的な演奏は却下になる可能性が高いですねぇ
その他にも、BWV 564の第2楽章の結尾にある不協和音の連続も衝撃的でした
(ここを静かにスマートに鳴らすPreston盤(DG)にも驚きましたが)
BWV 578は、学校での鑑賞の時から、主題が変ロ長調になる所が最も好きでして
生来的な長調への好みが、実はここから出ていることに驚かされます

BWV 538は、当時は取り残されてしまった(要するに面白くない)曲でしたが
近年、フーガの創り出す音の空間の重大さに注目するようになっています
これから先も、この盤は、何か新しい関心の元になるような気がしています

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