ラヴェル、プロコフィエフ、ショスタコーヴィチ
この3人の誰とも違う超絶ユニークな持ち味の小太鼓!


NielsenChandosComplete.jpg

ニールセン Carl Nielsen (1865-1931)
交響曲第5番 (1921-22)
BBC フィルハーモニック BBC Philharmonic
ヨン・ストゥルゴールズ John Storgards (1963-)
シャンドス Chnados CHAN 10859 (2015)

今年生誕150年の記念年であるニールセン
全6曲の交響曲全集のうち、この第5番は今年2月27日の録音!
いや~思い切って出しましたね☆
私はまだこの人の交響曲は第4、第5のみの聴楽です
今回の第5の初聴楽は、もう25年も前
プロムシュテット指揮のサンフランシスコ交響楽団 (Dacca) でしたね
その時の小太鼓のインパクトが、もう本当に記憶に焼き付いています

しかし、第1楽章の盛り上げ場面での小太鼓…、何とアドリブとは!
最初に知らないでDecca盤を聴楽した時は
小太鼓のパートはしっかり記譜されているものと思っていました
その時の奏者さんは、本当に即興という感じで
管弦楽のリズムから離れた乱れ打ちが印象に残ります

今回の奏者さん (Paul Patrick氏) は
高潮する管弦楽のビートに寄り添うような流れをなしていて
重厚ない打撃音が、大音響のうねりに内蔵され
異様な佇まいの演出に一役買っております

自分だったらこういう風に叩きたいとか
想像するのも楽しいなぁ☆

15分を超える長さの2つの楽章からなり
性格が異なるものの、異様な緊張感の劇的連続が
とにかくユニーク。第一次世界大戦以降の交響曲としては
かならずその名が挙げられるほどの個性があると思います

戦争の影響を、作曲家は明言してはいないようですが
第1楽章には特に、一人一人の人間にはどうにも抵抗不能な
抗争の奔流に巻き込まれて行くような過程
これをどうしても感じてしまいますね
幅広いト長調の旋律がクライマックスで鳴り渡りますが
様々な感情が渦巻く轟然とした混沌の中に旋律が通って行く…

煌びやかな趣とは無縁の曲ですが
幾層にも重なる響きを鮮やかに捉えた録音もなかなかのものと感じます☆

コメント 0

新着記事一覧