15分間の巨大エンタテインメント   ストラヴィンスキー

ジャケットと中身の連携はドンピシャです。
「ケンプ、お気に入り曲を弾く☆」


KempfPetrouchka.jpg

ストラヴィンスキー Igor Stravinsky (1882-1971)
《ペトルーシュカ》の3楽章 Trois mouvements de Petrouchka (1914)
フレディ・ケンプ Freddy Kempf (1977-)
ビス BIS-SACD-1810 (2010)

このCDは、ケンプリサイタルという方向性があるのかな?
収録曲が何だか「して脈絡は?」という感じなんですが
《コレルリの主題による変奏曲》 ラフマニノフ
《シャコンヌ》 J.S.バッハ (ブゾーニ編)
《優雅で感傷的な円舞曲》 ラヴェル
《ペトルーシュカの3楽章》 ストラヴィンスキー
と、やや強引に「ケンプ、近現代ピアノ音楽を弾く」という趣でしょうか☆

この人の録音の面白いのは、セッション録音なのに
ライブのようなノリを展開している感じがするところかな
とてもテンションが高いのですが
勢いに負けずに技術がついて行っていますので
不明瞭な響きとは一線を画しているのだと思います

しかし、この曲は本当に難曲の風格があります
管弦楽のイメージを、工夫して逃がさないようにするよりも
限界一杯の技巧を発揮して、何とか対抗するような過酷さを感じる
(リズムの保持と、運指なんかは、かなり大変そう)
「謝肉祭」冒頭で、不規則に来る低音の打撃なんかは、スリル一杯です☆

全曲、僅か約15分にもかかわらず
何やらドエライ大曲を聴楽した気分にさせてくれる
大管弦楽のバレエ音楽とは、全く別の創作の趣がどこからか…

いかにもケンプな「ため」の作り方も、盛り上がりに貢献しています
(この「ため」やルバートを「雑」と解釈されてしまうこともあるようですが)
安全運転に傾かず、結構なテンポでクライマックスに突入したりする
ある種の躊躇のなさには、こちらのテンションも上がりまくってしまう~
最後の音が鳴った直後に思わず口笛したくなるんですな☆

個人的には「謝肉祭」で、「熊と熊使い」の箇所も編曲して欲しかった気もしますが
そこを入れない辺りが、ストラヴィンスキーの「洗練」なんでしょうか

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