全曲聴楽まで幾歳月

近年は、驚くべき低価格で「○○全集」が入手所持可能な時代です
しかし、以前はそうでもありませんでした

ある作曲家の同ジャンルの曲(例えば交響曲)を聴く場合に
ある曲のみが極端に聴楽が後になってしまった
というのが数件あります。今回はその中で特に印象に残った話を…


CHAN9361.jpg

Prokofiev (1891-1953)
Piano Sonata No. 6 in A major Op. 82
Boris Berman (piano)
Chandos Chan 9361 (1994)

Prokofiev のピアノソナタ第6番イ長調 Op. 82がそれに当たります
私のProkofiev好きは、LP聴楽開始後すぐに来まして
ピアノソナタについては、当時全くの未知の曲揃いだったものの
「類盤皆無なんだよね!」という印象的なオビにつられ
何とか高校入学寸前におねだりしてGet!したものがありました

Nikolai Petrovが独奏するMelodiyaの2枚組LPでしたね
(日本語解説がPetrovを褒めちぎっていたのが印象的だった)
1番から5番、6番から9番で各2枚ずつ全4枚完結のものでしたが
(当時一組4000円もして、ガキに購入可能な代物ではなかった)
私は敢えて有名でない曲の並ぶPart 1の方を買って貰ったのでした

当時は本当に1番から5番までを聴楽するのは困難なことで
「ここで逃したら、もう逢えないかも…」なんて大袈裟な気分の私は
期待満々でプレーヤの針を落としましたが
当時の私には、ピアノ独奏という形態を楽しむには、経験不足でした

「大好きなProkofievの曲なのに!」「購入時の高揚と聴楽後の落差が激しい!」
要するに「つまらん」と思ったのでした、トホホ
ということでPart 2 購入はいつの間にかどこかに吹き飛んでしまい
気づいた頃にはお約束の廃盤…

第7、第8番をAshkenazyのDecca旧盤、(Petrovより先に聴楽)
第9番は、Richterの東京公演のエアチェックで聴楽したものの
とにかく第6番に縁がない時期が続きましたね

90年以降期待していたChandosでのBoris Bermanの独奏曲全集は
開始後約5年、最後のPart 9で(1995発売)でようやく出ました
(一旦出たら、他盤に浮気したりしないんだ!)
この時は、あまりの待ち時間の長さに脳内の何かが疲弊していたのか
こともあろうに「そ れ ほ ど 感 激 し な か っ た」ということに…(苦笑)

1980年秋に第7番を初聴楽して以来16年後のことでした
Mahlerの交響曲でさえ一日で全曲聴楽のファンがいる昨今
ちょっと隔世の感があるというか

初聴楽からジャンル全曲聴了までの期間の長いのといえば
21年。Mahlerの交響曲第1(1979年)、大地の歌(2000年)
23年。Shostakovichの交響曲第5(1979年)、第2第3(2002年)というのもありました
後者の場合は、とにかく途中からJarvi一筋で行こうと決めたのも原因ですが
私はどうも、単一ジャンル一人のアーティストで攻め切りたいという傾向があるので
こうなっちゃいましたねぇ

jarvitako23.jpg

Shostakovich (1906-1975)
Symphony No. 2 Op. 14, No. 3 Op. 20
Gothenburg Symphony Orchestra
Neeme Jarvi
Deutsche Grammphon 469 525-2 (2000)

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