この曲で両端楽章に加えて、第2~第4楽章も鳴り響いている
そんな録音は初めて聴楽しました。正直に「すんげー良かった☆」


GardnerJanacekChandos1.jpg

ヤナーチェク Leos Janacek (1854-1928)
シンフォニエッタ Sinfonietta JW Vl/18 (1926)
ベルゲン・フィルハーモニー管弦楽団 Bergen Philharmonic Orchestra
エドワード・ガードナー Edward Gardner (1974-)
シャンドス Chandos CHSA 5142 (2014)

現在のチェコ第2の都市ブルノで生涯の大半を過ごしたヤナーチェク
この人の一生は江戸、明治、大正、昭和にかかってるんですね
そんな変化の多い時期を生きていながら
暮らした場所は殆ど動かないというのが面白い

スメタナ、ドヴォルザーク、ヤナーチェク
3者の名前が出ると、どうしても思い出しがちな常套句
「お国ものの演奏」「本場ものの演奏」
実際、長く話題になり続けている録音も多いですが
今回の盤は、オーケストラ、指揮者、レーベルと
全く「本場もの」ではありません
しかし、一たび聴楽すると、そんなことはどうでもよくなる☆

ベルゲンフィルは、BISに録音したストラヴィスキー等
緻密かつ雄弁な音響で、聴楽前に何ら不安はなく
指揮者が初聴楽でしたが
(2015-2016シーズンからベルゲンフィルの首席指揮者)
さすがにシャンドスが強力に推している人だなという感があり
既発のCDでも、かなりレパートリーが広そうなので
かなり楽しみになって来ました

いきなり勝負になる第1楽章では
今まで意識できなかった金管の絡みが聴き取れますし
第2~第4楽章においても、結構強めの発音かつ明瞭な音響で
(メリハリの点ではこれまでの聴楽で最も鮮烈)
第3楽章くらいまで来た段階で「今晩は快心の聴楽である」☆

この演奏では、ヤナーチェクの「郷土愛」がよくわかる気がします
各楽章は、作曲当初は作曲家自身のつけた名前がありました

「ファンファーレ」 Allegretto
「城」 Andante
「修道院」 Moderato
「街頭」 Allegretto
「市役所」 Andante con moto - Allegretto

私はこのことをつい最近まで知らなかったんですよ
速度表記のみのマッケラス指揮VPO盤が初聴楽でしたが
この曲が本当にわかって来たのは
それぞれの名称を知ってからですね
最後を「市役所」としたのが不思議にカッコいいというか
(調べてみると、建物に対する感慨が込められているようです)
名所旧跡とは違う、一般建造物がタイトルになってるなんて!

「これが私の暮らす街なんだよ☆」って
ヤナーチェクの誇らしげな言葉が聞こえて来るかのように
華麗な大合奏、大団円となります☆☆☆

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