爆走のアッピア街道☆   レスピーギ

聴楽して既に35年過ぎても、いまだに「これしかない」っす☆
他に健闘しているのはシノーポリ、ガッティ、パッパーノの3氏くらいでしょうか

OzawaRespighiRomeGalleria.jpg

レスピーギ Ottorino Respighi (1879-1936)
交響詩《ローマの松》 The Pines of Rome (1924)
交響詩《ローマの祭》 Roman Festivals (1929)
交響詩《ローマの泉》 The Fountains of Rome (1916)
ボストン交響楽団 Boston Symphony Orchestra
小澤征爾 Seiji Ozawa (1935-)
ドイツ・グラモフォン Deutsche Grammophon 415 846-2 (1977)

これまでのClassical聴楽体験の中でも、特に幸運なことの一つに
この録音がレスピーギ初聴楽だったことが挙げられます
聴楽する以前から標題《ローマの○○》というのが非常に印象的で
FMのエアチェックでたまたま登板していたのがこの演奏だったんです
今はわかりませんが、当時 (1980年前後) は
新譜をFMで放送してくれていたんですよね

日曜の夕方の番組だったと、おぼろげに記憶していますが
その日のうちに何度繰り返して聴楽したことか!
そこまでの時点で、Classical音楽の良さを少しはわかってましたが
どこかに「堅苦しい所がちょっと多過ぎるような…」という気持ちもあり
そこに来てそんなモヤモヤを全て吹き飛ばすような音響
逆に「Classicalでこんなカッコいい曲があっていいのか☆」と思うくらいでして

加えて、私が小遣いを貯めて購入した最初のDGのLPということもあります
私の親は毎月くれる小遣い以外 (約2000円?)には、何も買ってくれません
思えば、こんな状況ですから、お年玉を貯金しろとは言われなかったな
服なんか、本当に年に数回しか買えなかった

当時のLPの価格2600円を準備するのは、本当に修行てか苦行 (笑)
(自身のクレジットカードを持つ15年くらい前の話ですから、ハハハ)
おそらく、3ヵ月は蓄財に専念していたと思います
買う一月以上前から、週末毎に近所のレコード屋さんで「ブツ」を確認してました
(Classicalはかなりの物好きでないと買わないから、ずっと置いてあった)
しかし、当時の東京都のザ・下町である江東区の端っこの方で
Classicalを結構優遇して扱ったくれたレコード屋の主人には感謝しないとね☆
(近所でレコ芸を扱っていた奇特な本屋さんにも感謝だ!)
毎月600円前後はレコ芸誌の代金になってましたから
残りをどう使っていくか、いつも考えてていた記憶がありますよ
金銭感覚を養う訓練にはなっていた、ということで納得しておきます☆

今回は特に「松」の録音について話したいのですが
第4曲「アッピア街道の松」のテンポにおいて
小澤さんは、かなり独特というか、賭けに出たかのような快速を選択しています
作曲者の想像の中では、街道を行進するローマ軍の幻影が映っているので
それを考えに入れたような悠然としたテンポが昔も今も主流と感じますが
そんなことはこれ以後の録音でわかったことです

小澤さんの組み立ては「超高解像度の幻影」とでも言うのでしょうか
レコ芸誌の当時の録音評でも「かたいアメリカの松だ」なんて書かれています
「かたい」がどういう漢字を充てていたのか思い出せません

なぜこのようなテンポを選択したのか、考えてみましたが
小澤さんは、ボストン響の金管群に強い自信を持っていたんだと思います
本拠地シンフォニーホールの音響特性も計算され尽くしているかな
他の録音を聴楽していつも満足しかねるのは
金管群、特にトランペットとホルンがよく聞こえて来ない点にあるのですね
この録音では、本当にトランペットの旋律線が明瞭に聞こえて来る点で
(当録音より遅いテンポでは金管が「吹き鳴らし」づらくなるような気がする)
2015年の現在でも対抗できる録音が出ていないと思っています
これ以上カッコいいトランペットは想像が難しい☆☆☆
当時の奏者は誰だろう?

曲の終盤に入ってからの、華麗な大音響での繊細なハーモニーの流れは
金管が頑張らないと、本当に萎える録音になってしまいますが
奇跡的で驚異的にパワフルかつ濁りの少ない音響を実現しています
ここでのホール全体が「ワ~ン」となるような響きはには、感動してしまう~
レスピーギ本人が聴いたら、感激して小澤さんを抱きしめているんじゃないかな…☆
「グラツィエ~セイジ~カルボナーラペペロンチーノ!」みたいな…、なわけないよ

一つ残念なのは、CD化された時に、Galleria (廉価盤) で出たことです
初出のジャケットはまだ40過ぎの小澤さんの指揮姿!


OzawaRespighiMG1201.jpg

正直なところ、CDのジャケットもこれじゃないと!
帯も時代を感じさせるなぁ☆

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