豪壮!   エルガー

聴楽して身体に力がこもる…久々にそんな演奏を愉しみました

ElgarGibsonOp39.jpg

エルガー Sir Edward Elgar (1857-1934)
行進曲 《威風堂々》 第1番 ニ長調 作品39の1
Pomp and Circumstance March in D Op.39-1 (1901)
スコッティッシュ・ナショナル管弦楽団 Scottish National Orchestra
サー・アレクサンダー・ギブソン (指揮) Sir Alexander Gibson (1926-1995)
シャンドス CHANDOS CHAN 8429 (1978)

うっかり中古屋さんに出してしまい、取り戻すのに時間がかかった点では
おそらく最も長い時間がかかった盤だと思います
もっとも、CDというのは、売ってしまってから価値に気づく面もあるのかな?
そういう盤は他にもいくつかありましたねぇ

当盤は、Chandosでも最初期の録音だと思います
70年代後半の録音で、LPでも発売されています
各国のAmazonマケプレでも、LPはヒットするのですが
CDが全く消息不明でして、昨日に新宿のディスクユニオンにて
ひっそりと佇んでいたところを、すかさず保護しました☆

数多あるこの曲の録音のうち、なぜこの盤なのか?
Chandosは、数年前にアンドルー・ディヴィス盤が新録音で出ていますが
私は、この時も軍配をギブソン盤に上げました。なぜか?

ここで私は《威風堂々》というタイトルに最も接近した演奏を考えます
この表題は意訳の要素が入っているらしいですが
翻訳というのは実際には、そういう要素も含めて楽しむものと思えば
これ以上にハマった訳は、ちょっと思いつかないですね

有名な《希望と栄光の国》の旋律ですが
それが出て来る中間部のみがクローズアップされ過ぎの感じを持ちます
この主題が再度、曲の「最後」に全合奏で入って来る、この時のテンポですよ!
この箇所が威風堂々としていなければ、全く意味がないと思う☆

ギブソンのこの曲への演出は、曲全体の輪郭がはっきりとしていて
(彼は1959年から1984年まで長きに渡り楽団の指揮者を務めていました)
「え、今の何?」というような曖昧さが避けられていると思います
提示部に当たる部分を繰り返さず一気に中間部になだれ込むのもインパクトありますね

数多くの録音が、全体的にコンパクトにまとめられていて
どうも流麗に過ぎるという、《威風堂々》ならぬ《流麗端正》に傾き過ぎと感じる
全体的に合奏の精度は、極致という所までは行ってないと思いますが
ある種の奔放さが、逆に魅力になっているのでしょう

《希望と栄光の国》主題の最後の回帰は
他のどの録音よりも重厚かつやや遅めのテンポで
実際には行進のテンポとは言えないと思いますが
豪壮という点で右に出るもののない、素晴らしいスペクタクルになっています
オルガンの重低音の上に乗る管弦楽渾身の全合奏という趣がビシビシと来る☆

このCDを最初に購入したのは1990年でしたが
24年後の聴楽も、その強烈な印象は全く不変のままで、とにかく嬉しいですよ☆

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