さりげない超絶技巧☆   シューベルト

今のところ、ちょっと前 (80~90年代) にDGを賑わせた奏者を愉しんでいます

gavrilov schubert

シューベルト Franz Schubert (1797-1828)
即興曲集 Impromptus D 899, D 935 (1827)
アンドレイ・ガヴリーロフ Andrei Gavrilov (1955-)
ドイツ・グラモフォン Deutsche Grammophon 435 788-2 (1991)

DGはポリーニとアルゲリッチの周囲に実に多彩に奏者の出入りがあり
最近になって再聴楽の機会がある人も以下の4人もいます

ウゴルスキ Ugorski (1942-)
ガヴリーロフ Gavrilov (1955-)
ポゴレリチ Pogorelich (1958-)
ジルベルシュタイン Zilberstein (1966-)

ポリーニ、アルゲリッチの採らないレパートリを埋めるためじゃない
それにしても豪華な面子が揃っているものです
この他!ツィメルマンやバレンボイムまでいるんですから!
当時のDGは今ではちょっと信じられないピアノ王国ぶりですね

ガヴリーロフは、主レパートリにプロコフィエフが入っていることから
以前から好きだった奏者ですが、ここ何年も不調が続いているようです
あのリヒテルが後継者と考えていたくらいの人ですから
技巧的には若い頃から物凄いものがありました
超絶技巧に隠れがちでしたが
ここぞという箇所でタップリと歌う瞬間も魅力的でしたね
今どうしてるんだろう? HPには演奏会の予定がありますね
キャリアの最盛期のはずだった40代を不本意に終えましたが
私としては、何とかもう一花咲かせて欲しい人でもあります

今回は、超意外と言ったら本人に失礼かも知れないですが
シューベルトの即興曲集です
D899では、猪突猛進が愛嬌として顔を見せていますね。曲によっては
スタッカート気味の奏法が時として違和感スレスレまで行きますが
全体的に独善的なテンポのいじり方はせず
時折絶妙かつわざとらしさのないコブシが出るのが魅力的でしょう
いわゆる速い演奏でもありません。むしろゆっくり目に聴こえるかも…

D899の第2曲、特に右手は圧巻ですね
どこまでも一本の糸がスルスルとしなやかに伸びて行くような
リズム保持の左手の上で自由に遊ぶというのかな
天衣無縫に動き回る右手を
「しょうがないな」と苦笑いして支える左手という趣か☆

シューベルトの曲の録音としては
結構推進力のある演奏かも知れませんね
そこに違和感を感じる聴楽子もいると思いますが
しかし、それでも重苦しさを感じさせない不思議なトーンにより
独自の位置を築いているという風に思えます

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