よくある質問で「無人島に持って行く○○」というのがありますが
私が「管弦楽曲の録音を10種持って行け」と言われたら
おそらく入ると思いますよ、この曲は☆


NetopilSinfonietta.jpg

ヤナーチェク Leos Janacek (1854-1928)
管弦楽のための狂詩曲 《タラス・ブーリバ》 
"Taras Bulba" Rhapsody for Orchestra (1915-1918)
プラハ放送交響楽団 Prague Radio Symphony Orchestra
トマシュ・ネトピル Tomas Netopil (1975-)
スプラフォン Supraphon SU 4131-2 (2012)

私がこの曲の演奏で最も気にしているのは、第3楽章
中盤以降のオルガンが参加して来る箇所なんですが
初聴楽のマッケラス指揮ウィーン盤 (Decca)と
今回のネトピル盤くらいなんですよ、このオルガンがよく聴こえるのは!

他にも何種類もの演奏を聴楽して来ましたが
このオルガンが「音の線」として聴こえないのです
管弦楽が大きくクレッシェンドして飛び込んで来る所なんですが
オルガンがいることすらよくわからない演奏が多数を占めている感がある

曲の暗示する筋書きとしては
ここ以降は人智を超えたものが入って来ると思うので
楽器元来の出自を考えれば、ここはオルガンの存在を前面に出して
大いに聴楽子の聴覚に訴えて欲しいところなんですけどねぇ

私がこの盤を興味深いと思うの は
ここより前と後のテンポの違いを明瞭にしていることでしょうか
とにかくタップリと「オルガン」以降を時間一杯聴かせてくれるんです
ネトピルのこの「好」段取りにより、超自然的な翳りを随所に散りばめながら
収縮を繰り返して大団円に繋がるこの音楽の魅力を爆発させていると思うのです

うぅ、初めてこの曲を聴楽した時の感動がそのまま戻って来たような☆
ネトピルには今後本当に要注耳☆
この単純明快簡潔かつ動きの少ないオルガンのパッセージに
なぜこうも感動させられてしまうのか
時々考えるのですが、いまだにわかりません
それが楽しみでもあります☆

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