1990年代、大DGを想う

続けると一つの投稿が余りに長すぎになるので分けました
さて「DGデジタル期以降指揮者列伝」と言うほどでもありませんが
ふと気になった残りのいくつかを書いてみましょう

80年代以降に気になるのは、まずレヴァイン
(James Levine 1943-) なんですが
何と言ってもモーツアルトの交響曲全集が代表かなぁ
オーケストラがウィーンフィルというのも驚くべきことです

私は2000年代に入る前までは、近現代を主とする聴楽子でしたので
意外にも彼の「モツ全」が存在することを知ったのは、かなり後です
しかし、DGにモツ全があることくらい知っていてもおかしくないのに
Collectors Edition にも入らず、まとまった形での再発売は
一昨年くらいのウィーンフィル交響曲選集が初じゃないでしょうか?

レヴァイン本人が、何かと噂の多い人で
同じウィーンを振ったブラームス全集が、ほぼ日の目を見ていません
一体何が起こっていたのか…、気になるところではあります
他にはBPOともシューマンの全4曲、シベリウスの有名どころとか
欧州のオーケストラと共に意外とも思えるようなレパートリ!

LevineBrahmsSymphonyComp.jpg
Complete Symphonies
Deutsche Grammophon 449 829-2 (1997)

欧州がシリーズ傾向と考えれば
アメリカのオケとは、シカゴとのプロコフィエフやガーシュウィン
メトロポリタン劇場とはストラヴィンスキーやベートーヴェンとか
単発的に鮮烈な録音を残しているのが面白いですね

カラヤン以降に継続的にキャリアを積み上げて来た人はいますが
ほぼ全員、その過程が順調でないという点が共通している気もします
ヘルベルト翁以降は、時代が違って来ているというのが大きいし
とにかく景気がイマイチというのもあるかも知れません

その点で思い出す筆頭は、ガーディナー (John Eliot Gardiner 1943-)
レヴァインと同じ年に生まれているんですが
こちらは比較的渋いレパートリーですかね
意外にもラフマニノフ (交響的舞曲) やヤナーチェク (タラス・ブーリバ)
それにストラヴィンスキー (詩篇交響曲) 等、私的にはグッと来るオーダーです

この人も、レヴァインと同じく、ウィーンを振ったメンデルスゾーン (4番)
これでミソをつけてDGを去ったような書かれ方をしています
しかし、二人とも退場のキッカケはウィーンフィルが絡んでいるような…
ますます謎が興味深くなっています

しかし、ここまで書いて来て気付いてしまったのは
シューマンの交響曲全集についてでして
結構短い間に、4つの全集が出てるんですね
レヴァイン (1987-1990)、シノーポリ (1992-1993)
ガーディナー (1997)、ティーレマン (1996-2001)
全員が全集として企画していたかはわかりませんが
1990年代には4つのプロジェクトが存在していたと考えれば
ちょっとした驚きになります、記念年とも関係なくなぜにシューマン?

おまけで、小澤のプロコ全集が進行中に
なぜアメリカのシカゴではレヴァインのプロコ?
(しかも1番と5番なんだから!)

でもって更に面白いのは
今年になってレヴァインが再びDGから録音を出していること
実際に聴楽する以外にも、Classical の録音は
デジタル期以降も面白い歴史が刻まれるようになって来ていますね☆

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非公開コメント

ライムンドさんへ

有名どころの「あれ、こんなのあったっけ?」というのの発見って、楽しいですよね。現在だと、録音をドシドシリリースするというご時世ではないですから、特に90年代のメジャーには、意外なものが隠れていそうです。

No title

こんばんは、レヴァインのブラームス全集がDGから出ていたのは知りませんでした。昔、確か第1番だけ聴いたような記憶がうっすらとありました。それ以外にもあったのは初めて知りました(よく考えればあっても不思議ではないはず)。シカゴ交響楽団との全集(1970年代)の後、どんな風になったかちょっと気になります。
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