私としては未聴楽の超有名曲の一つでした

KarajanRostoDvorak.jpg

ドヴォルザーク Antonin Dvorak (1841-1904)
チェロ協奏曲 ロ短調 作品104
Concerto for Cello and Orchestra in B minor op. 104 (B. 191, 1896)
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ Mstislav Rostropovich (cello, 1927-2007)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 Berliner Philharmoniker
ヘルベルト・フォン・カラヤン Herbert von Karajan (1908-1989)
ドイツ・グラモフォン Deutsche Grammophon 00289 477 0055 (CD69, 1968)

とうとう私もドヴォルザークを聴楽する年齢になったのだな、なんちって☆
この人の音楽は「素朴」「渋み」とかの印象がありますが、何でだろう?
刺激を好んでいた若い頃には、なかなかラインアップに上がりませんでしたね
以前、交響曲全集を聴楽した体験があるのですが
(クーペリック指揮ベルリンフィル)
第9番《新世界》以外は、メロディとか全く記憶にありません
でも、近年になってその「素朴」とか、そんな言葉が気になるんですね

勿論、今回採り上げる曲の有名な旋律は知ってましたよ
第1楽章のそれは、TVCMにも出ていたと思いますが
それほどの超有名曲だって、タイミングが合わなければ
聴楽の機会は、おそらく一生巡っては来ないでしょう
それこそ、Classical聴楽趣味の奥深さではないかな、なんてね。エヘヘ

今更な書き方なんですが、凄くいい曲ですよね (って当たり前なんだが)
西洋の人の耳には、第3楽章の最初の主題なんて
どういう風に聴こえているんだろうなあ、とも思う
あの短調の雰囲気って、日本の童謡にも繋がっている気もします
例の「素朴」という言葉にも辿り着くと想像するんですよ

実は、巨匠ロストロのチェロって、未聴楽だったんです (すいません)
後年、プロコやショスタコを指揮する印象の方が圧倒しているんだな
録音の年に41才ということは、腕が鳴って仕方ない時期だろうなぁ
会場のどの辺りに座ると、このような熱気溢れるチェロが聴けるのか?
おそらく、最も良い席で耳を集中すれば
全くこの録音と同じ音が聴けるのだろうな、と想像しています

ベルリンフィルのコンディションについては説明不要ですね
カラヤンの60年代録音を好む人が結構いるみたいですが、この聴楽で
私はそんな人たちの気持ちが少しわかったような気もするんです

さて、私がとにかく「おぉ~」と思ったのは、以下のポイント
美しい主題そのものが印象的であると同時に
支えのハーモニーがもうとにかく、感動的なんです
超有名な第1楽章の第2主題において、独奏チェロが真っ直ぐに歌う中
半音で動くバックの弦とか、とにかく素晴らしい一瞬の翳りを演出します
ここでもう私としては、耳が釘付けになってしまうというか
思わず聴覚が前に乗り出してしまったんですね
(時間を超えて残る曲は、こういう箇所が多いんだな)

第3楽章での最後の方、管弦楽が最後の強奏をする寸前
(この強奏は、どこか第9交響曲と似ている気がする)
独奏チェロが楽章冒頭の主題をつぶやくのですが
最後の音型は僅かに音程を変え、やはりここでも魅惑の「翳り」が…

管弦楽も独奏もかなりなハッスル度でありながら
先に書いたような微妙な箇所を際立たせてくれる辺り
やはり長い期間を生き残っている録音だと納得もすると書いて気づいたのは
「曲も録音も長く残るのは、どんなに幸せなことか」という思いなんです




ブログランキングに参加中です
「ヨイんじゃないの」と押して頂けたら幸いです
  にほんブログ村 クラシックブログ クラシック音楽鑑賞へ   

コメント 0

新着記事一覧