カラヤン大爆走 PART 2   チャイコフスキー

カラヤンのチャイコは、70年代のものは初聴楽になります

KarajanTchiko4-1970s.jpg Karajan1970s.jpg

チャイコフスキー Peter Tchaikovsky (1840-1893)
交響曲第4番ヘ短調 作品36 Symphony No. 4 in F minor, op. 36 (1878)
(18:55/09:10/05:48/08:32//42:25)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 Berliner Philharmoniker
ヘルベルト・フォン・カラヤン Herbert von Karajan (1908-1989)
ドイツ・グラモフォン Deutsche Grammophon 00289 479 1641 (1976)
(CD 52 from Karajan 1970s)

チャイコフスキーは、肖像画の印象ですけど
実際よりも昔の時代の人という感じがするんですよね
とは言っても、この曲の初演は明治11年と
もう既に明治も10年が過ぎ、西南戦争も終わってますから
このことを考えると、俄に新しい時代の音楽という気がして来ます
それに、作曲当時の彼はまだアラフォーよりも少し前の年齢です

以前、Classical 好き聴楽子が集まって雑談する機会が何度かありました
或る時、「チャイコの第4と第5ではどちらが好きか」という話題になり
私は当時「勿論第4ですよ」と答え、それは今でも変わりません

個人的な印象ですが、第5派の人は
他の作曲家の場合でも、重厚壮大な音楽を好む感じがしましたね
私のような聴楽子は、どうでしょう…?

6曲の交響曲の中では、最もセンセーショナルな開始☆
カラヤンのなかなかに見事な統率で、大き目の音でも
耳が痛くなったりはしませんが、精緻且つ思い切りの良い先制パンチです
何かですね、曲全体が粛々と進むのに、物凄くドキドキするんですよ
爆発的な音響と、やや短いながらも訪れる静けさとの対比が
極端または不自然ではなく、当然のごとく膨張と収縮を繰り返す
これこそ「賜物」ではないでしょうか。勿論、カラヤンのトレーニングのね☆

録音当時は、LP1枚の両面にこの曲が収録されていました
今考えると、何とも贅沢な感じですが、当時はこれが当たり前でしたね
この演奏時間だと、今ではもう1曲何か収録する方が当然の気がしますけど
一曲に賭ける「もの」が現在とは、どこか趣を異にする気もします
それくらいの凝縮された「もの」も感じ取ったつもりでいます

第4楽章は、実に見通しの良い簡素な構成に
魅力的なパッセージが散りばめられているのですが
これこそ、カラヤンベルリンの独壇場でしょう☆
先発した楽器の上に、どんどん他の楽器が層をなして行く様を、ただ楽しむ
個人的には、アクセル全開の開始主題と、民謡風の主題の間に挟まる
正に「全合奏で大爆走」な経過句が大好きで
チャイコフスキーのアレグロにおける「躊躇のなさ」が堪能出来ます

これら3つの要素が絶妙に絡み合ったまま突入する最後の大詰め☆
微妙なハーモニーの連続の上に、バンバン加速して行くベルリンフィル
もうですね、自然と笑いがこみ上げて来つつ
すっ飛ぶようなコーダがなだれ込んで来ます
時々は「うわ~~!ぎゃ~~☆」な気分に浸るのも「よろしい」ですな

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