カラヤン大爆走   ベートーヴェン

カラヤン1970s、最初のリリースであった韓国バージョンでは88枚組のセットでしたが
後に出たインターナショナル版では、82枚組に圧縮され
ホルガー・マティース (Holger Matthies 1940-) 製作の有名な数字ジャケットは
第5と第7が飛んでしまったのが残念ですが
そんなことは聴楽したら、すっかり忘れてしまいました


KarajanBeethoven45-1970sw.jpg Karajan1970s.jpg

ベートーヴェン Ludwig van Beethoven (1770-1827)
交響曲第5番 ハ短調 作品67 Symphony No. 5 in C minor Op. 67 (1808)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 Berliner Philharmoniker
ヘルベルト・フォン・カラヤン Herbert von Karajan (1908-1989)
ドイツ・グラモフォン Deutsche Grammophon 00289 479 1641 (1976/1977)
(CD 59 form Karajan 1970s)

私の場合、カラヤンのベートーヴェンといえば
最初は、太古の昔に音楽之友社のMOOK本で見た例の「数字ジャケット」です
実際に聴楽したのは、80年代の全集のみで、今回初の70s録音聴楽になります

CDのトラック毎の時間は以下の通り。とにかく速い☆
(07:12/09:34/04:39/08:45//30:10) カラヤン指揮ベルリン
(08:38/10:20/05:23/11:16//35:37) バーンスタイン指揮ウィーン

基本的にはバーンスタインの演奏が脳内基本になっている私なので
カラヤンの80年代すら吃驚した私ですが、今回の70年代は更にびっくり☆
カラヤンの凄味というのは、セッションでこういう録音をすることなんでしょうね

KarajanBeethoven5-1970s.png
LP初出時のジャケットはこれ☆

第1楽章冒頭から物凄い迫力なんですが
(弦を摩擦する演奏ノイズが非常に印象的)
粛々と前に進んで来るというか、統御された「前のめり感」と言うのでしょうか
とにもかくにも「畳み掛けて進んで」行くんですね
荒くないのに強烈な音響
ピアノの達人が自身の腕を持って鍵盤を制御するのとはまた別の世界
指揮棒、身体能力、リズム感覚、これらを総動員して
100人近い演奏者を「ノセる」…。「芸」ですね☆

指揮者の意図通りに音の奔流が構築され
「このタイミングで楽器を鳴らせ」と言ったところで合うもんじゃないでしょう
カラヤンの「持って行き方」が各奏者にとって
「このタイミングしかない、つーか、このタイミングで鳴らすんだ」と
自然に感じ取るように促しているようにすら思えます

ガチガチとは趣を異にする「統御」
独特の深い奥行きを感じさせるような距離感を持つ音場で
時にハッとするように繊細な木管群 (第1楽章の弱音箇所が美しい)
奔放に鳴り響く金管群 (第2楽章の冴えた響き)
これらをバックに機能美を見せつける弦楽器群
(第3楽章のトリオなんてもう驚異的ですらある)

楽器編成も古典的でありながら
この色彩感はどうだろう☆
有名な数字ジャケットを認知してから35年近く経過して
遂に70年代録音の聴楽機会の到来と相成った訳ですが
もっと早く聴楽したかったですねぇ…、いやぁ…、う~む…☆


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