大御所レーベル発、大作曲家の作品を新鋭が率います

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ヤナーチェク Leos Janacek (1854-1928)
シンフォニエッタ Sinfonietta (1926)
チェコ城衛兵、共和国警察音楽隊
The Band of the Castle Guards and Police of the Czech Republic
プラハ放送交響楽団 Prague Radio Symphony Orchestra
トーマシュ・ネトピル Tomas Netopil (1975-)
スプラフォン Supraphon SU 4131-2 (2012)

初聴楽だったマッケラス (Sir Charles Mackerras) 盤 (Decca) は
有名な第1楽章でのティンパニが線が太くて、そういう曲と思っていましたが
その後に聴楽した数種類の演奏では、例外なくこの楽章が少し小ぶりです
今回の盤の最初の印象も正直に考えると、まぁそうなります

金管群があまりに立ち過ぎると、後に続く管弦楽とのバランスが悪いかな?
多くの指揮者が、第5楽章でこの金管群を包むように
管弦楽が盛り上げる大団円の方を重視した結果なのかも知れません

チェコ音楽の盟主たるスプラフォンから
ヤナーチェクの代表作をまとめて収録した盤の指揮者は
まだ30代の新鋭ネトピル。それだけ期待も大きいのでしょう
レーベルのHPを見ていて思うのですが
結構いろんなジャンルで、若手の台頭が目立って来たと感じます

録音がとても澄んでいますね。各楽章とも
特に意識しなくても、主旋律を支える音まで自然に耳に入って来るので
比較的クールな音響の中、何だかとかも豊かな気分になります

金管群の演奏団体がクレジットされるのは珍しいかも知れません
このことから、最初からブチかましてくれるのかと予測しましたが
さすが老舗レーベルはそんなことは避けてくれます
しかし、クレジットするほどの内容であると、私は一聴して強く思いました

全く気分的なものなんですが、実に爽やかに響き渡ると思えます
第5楽章の大喜利においては、管弦楽に支えられて浮かぶ金管群の合唱は
もう壮麗とさえ感じられ、音の混濁するような気配は見られません
やはりアンサンブルの爽やかさがこの録音の成功を呼び込んだのでしょう

個人的に、マッケラス盤と並ぶ演奏が出てきたと感じていますね
こう思えることが凄く嬉しい気分です



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