鳴り響きの快感☆   R・シュトラウス

開封したら、解説がデジパックに添付されてなく、裏表紙が白の空白!?
演奏時間、録音や演奏者のデータが名前以外まるでわかりません
元々そういう仕様?まさかと思いつつ、発売元のナクソスジャパンにメールしたら
やはり不良品ということでした。対応は迅速かつ親切で良品を直接送ってもらい
ダメの方は同封されていた封筒で送り返すというものでした
装丁の一部が全く空白とはね、何とも不思議なもので
珍しいから、持ってた方がいいかな、とか思ったりするくらいで…

StraussHeldenlebenWeigle.jpg

リヒャルト・シュトラウス Richard Strauss (1864-1949)
交響詩 《英雄の生涯》 作品40
"Ein Heldenleben" Sinfonische Dichtung, op. 40 (1899)
交響詩 《マクベス》 作品23
"Macbeth" Sinfonische Dichtung, op. 23 (1890)
フランクフルト歌劇場管弦楽団 Frankfurter Opern - Museumorchester
セバスチャン・ヴァイグレ Sebastian Weigle (1961-)
エームス Oehms OC 888 (2011)
(新品:2013年12月、タワーレコード秋葉原にて購入)

楽団名になぜ "museum"なのか、、これはWikepediaを読みなるほどと思いました
創設は古く、前身が1792年、現在に続く形としては、1808年ですから
かなりの歴史があり、今回の曲の作曲者指揮による初演楽団でもあります
(《ツァラトゥストラ》も初演)
バレエの引っ越し公演を聴楽しただけの経験ですが
劇場の楽団は、とにかく音がどう鳴るのかを熟知しているというか
「とにかくよく聴こえる」という印象があり
地味なジャケットの装丁ではありますが、期待して聴楽しました

速めのテンポの演奏に入るのでしょうか
私は、45分より速いこの曲の演奏を聴楽するのは初めてで
曲冒頭から「速いな」と、微かなソワソワを感じはしたものの
これは、演奏の内容の良し悪しとは無関係です

(4:23/3:42/12:33/7:42/6:30/12:16//47:06) ティーレマン (DG, 2002)
(4:18/3:29/11:51/7:36/5:59/10:37//43:50) ヴァイグレ (Oehms, 2011)

同じライブ録音のティーレマンと比較すると
後半の2曲の時間差が大きくなっています
今回のヴァイグレ盤、全曲にこもる「熱」というのかな
特に後半の2曲における暖かみが実に印象に残るのです
何なんだろうこの感覚は、速めながらどことなく壮大な…
ほんの少し涙腺が緩んだような、大満足の聴楽になりました

録音時のマイクの位置によるものと思われますが
全体的に、木管楽器の活躍が非常に鮮明に捉えられています
作品を一つの音響の塊としてよりは、不自然にならないように配慮しつつ
木管群の動きが気持ちよく収録されていると感じますね
やはり劇場のオーケストラ、とにかく聴かせ上手だ☆
聴かせ所を目一杯に楽しませてくれる、「プロ根性」を感じるというか…

CDの構成はなかなか興味深くて
あまり演奏されない《マクベス》が後に収録されていて
暗い終わり方をする曲を後に持ってくる意図は何かと思いました
ちょっと推理してみましたが、《英雄》とは違い
こちらには、演奏終了後の拍手が結構長い時間入っているんですよ

この拍手は、変な言い方になりますが、とても優秀な録音で
賞賛の声や口笛なんかも交じって、とても良い雰囲気なんです
確かに演奏自体、とても立派で、中間付近での盛り上がりを考えると
(実にカッコいいんですよこれが!)
なんでこんなに目立たない曲なんだと思うくらいでして
もちろん絶望的な終わり方の音楽でありながら
その直前に救いのようなハーモニーが一瞬現れます
(その辺が非常にシュトラウス的な絶妙な組み立てと思うんです)

《マクベス》 に拍手をつけて、メインのおまけとして孤立させない
なかなか味な仕掛けのCDだと思います
(地味な装丁で、おそらくあまり売れないと感じるものの)
シュトラウスの交響詩は来年の生誕150年に向けて
シリーズになるとのことで、大きな期待をしています

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