淀みなき清新の響き   グリーグ

初演は1868年、明治元年ですが
古さよりも、清新な響きの伝わる不思議な曲ですね

時代を超えて演奏される機会が多いのは、こういう音楽なのでしょう

LuisadaGriegSchumann.jpg

グリーグ Edvard Grieg (1843-1907)
ピアノ協奏曲 イ短調 作品16 
Concerto for Piano and Orchestra in A minor, op. 16 (1868)
ジャン - マルク・ルイサダ (ピアノ) Jean-Marc Luisada (1958-)
ロンドン交響楽団 London Symphony Orchestra
マイケル・ティルソン・トーマス Michael Tilson Thomas (1944-)
ドイツ・グラモフォン Deutsche Grammophon 439 913-2 (1994)
(中古:2013年12月、ディスクユニオン新宿にて購入)

これ程の有名曲ですが、私の初聴楽は、何と今年(2013年)です
かなり以前に本で読んだ記憶が結構大きな要因となってしまいました
「コンクールでこの曲を弾くこと自体が、順位に影響する評価に繋がらない」
そんな意図の記述でしたが、確かにコンクールでこの曲の話題は
あまり聞いたことがないですね
ここで「大した曲ではないのかな」と早合点してしまいまして…エヘヘ

今年になって、比較的渋いレーベルから出た録音を初聴楽しました
奏者はまだ20代ですが、非常に「深い」音を響かせる達者な人で
ここ聴楽記でも書こうと思いつつ、日が過ぎる中で
今回のルイサダ盤の登場となってしまい、ついてませんね
(しかし上手いことには疑いがなく、今後の録音に期待です)

でもってルイサダのグリーグ、何だか意外な感じもしますが
DG時代は、グラナドスとか、ちょっと!な作曲家に挑戦していますね
彼の35才の時の録音ですが
上に書いた若手名手とも、もう「役者が違う」感じがしてしまいました

「!」とは思うものの、あざとさ、わざとらしさとは一線を画すような「タメ」
比較的余裕を持ったテンポ保持の中
効果的なアルペジオのしっとりした感が、実に豊かな気分にさせてくれますし
有名なフレーズは、時間一杯に鳴らし、響きを空間に「放つ」
その心地よさに思わず笑い出したくなる感覚の続いた31分28秒でした
この人には熱心なファンが多いというのも十分頷けますね

この天衣無縫なルイサダの独奏に対して
トーマス指揮のLSOは、しっかり腰を据えた明快な響きでサポート
実に堂々とした仕上がりになっているようです

しかし、名曲と言われるに値する曲だというのは本当に実感しましたね
何でもっと早く聴楽しなかったのかと悔やむことすら忘れてしまいます
派手な輝かしさとは違う、何か確信に満ちた光が見えるような音楽で
アバンギャルド感はないのに、独奏には印象的なパッセージが多く
奏者からすると、本当に「浸れる」瞬間が多いんじゃないでしょうか

ルイサダは現在55才、DGからRCAに移籍後は
ショパンの曲を中心に、再録音曲もありますね
インタビューとかの動画を見ると、何かとてもイイ年の取り方をしているなと
私もあんな年の取り方をしてみたいと思わせるんです

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