熱烈演奏!第2ピアノ協奏曲   プロコフィエフ

自分の好み幅を拡げる演奏に遭遇しました

YundiProkofiev2.jpg

プロコフィエフ Sergey Prokofiev (1891-1953)
ピアノ協奏曲第2番 ト短調 作品16 Piano Concerto No.2 in G minor op.16 (1923)
ユンディ・リ (ピアノ) Yundi Li (1982-)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 Berliner Philharmoniker
小澤征爾 Seiji Ozawa (1935-)
ドイツ・グラモフォン Deutsche Grammophon B0010175-02 (2007, Live)
(中古:2013年10月、ディスクユニオン御茶ノ水にて購入)

巷の新譜では、同曲のユジャ・ワン (Yuja Wang 1987-) 盤が話題ですが
天邪鬼の私は、ふとユンディ盤があったことを思い出しました
ラヴェルの両手協奏曲とのカップリングでしたが
プロコ(しかも3番でない)をメインに据えているということで
いかにDGといえども、セールス的には苦戦したでしょうね

この盤の聴楽中、第1楽章の途中から
ユンディという奏者の認識が変わった気がします
デビュー当時のショパンやリストは、結構気に入りましたが
今回のライブでの燃焼する彼に対して、また別の側面を知った感じです
実演を聴楽したくなって来ましたよ

ライブのせいか、速めのテンポで運びます
この盤は、各楽章の演奏時間は記されていないので(合計は30:13)
私のプレーヤで、音の鳴っている時間を確かめた限りでは
(11:11/2:10/5:40/10:40//29:41)でして
最近のこの曲の演奏時間の長大化傾向とは逆ですね

録音も、聴こえる音は全部収録したという感じで
ホールの雑音とかも非常によく聴こえ、臨場感は素晴らしいものがあります
(私はこの種の演奏ノイズ、会場ノイズの入った録音を嫌いではありません)
フレーズ毎にペダルを踏む「ゴソッ」っという音も
結構な大きさで入っていて、低音の充実した
非常に重厚な音に録れていると思いますね

ユンディはペダルの使い方が巧みなのか
音が乾燥しないというか、高速テンポの中でも
潤いのある音が連続するのが、なかなかに新鮮☆
第2楽章は更に高速で、置いて行かれまいとするオーケストラが
食らいついて行く感じがわかるのが、ライブならではでしょう

全体的に、初聴楽のショパン以来の印象というのでしょうか
せかせかした感じをさせずに、ズバズバ進む彼の良さが出ているかな

第3、第4楽章では第2楽章でユンディに先制パンチを食らったBPOが
大奮起して、ユンディとの大饗宴を展開するのが素晴らしいですね
(小澤の演出力の巧みさとでもいうのでしょう)
BPOがこんなにハッスルしている録音って、あまり聴かないですから☆

聴楽前は、正直あまり期待しているかと言えば…、だったのですが
ユンディのプロコというのも、最初はイメージしにくかったんでねぇ
でも、いや~、これには私も完全にノックアウトされました☆☆☆
(このCD、中古で600円でした)
エルバシャさんの端正さとは対極を行く、お気に入り盤の登場です
演奏後の拍手も、当然ながら実に盛大です

CDの製品番号はB0010175-02と、アメリカ盤ということなのかな?
解説には、曲の来歴とかは殆ど全く書かれていなくて
ユンディと小澤へのインタビューになっています
初めて知り合った時のことや、プロコフィエフについての
それほど深いやりとりではないですが、なかなか興味深いですよ
こういう中身のブックレットというのも愉快ですな☆

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