小型なれどもギミック満載   プロコフィエフ

ナクソスのCDを聴楽するのは実に久しぶりです
と言っても、今回はメインの交響曲ではなく、併録の小曲の話です

AlsopProkofiev5.jpg

プロコフィエフ Sergey Prokofiev (1891-1953)
交響組曲《1941年》 作品90 "The Year 1941" Symphonic Suite (1941)
サンパウロ交響楽団 Sao Paulo Symphony Orchestra
マリン・オールソップ Marin Alsop (1956-)
ナクソス Naxos 8.573029 (2011)
(中古:2013年10月、ディスクユニオン御茶ノ水にて購入)

このレーベルのプロコフィエフ交響曲チクルスは2度目
前回のテオドレ・クチャル (Theodore Kuchar 1963-)盤とは
交響曲第5番との組み合わせも同じなのが面白い
ナクソスの企画はどういう意図で進められているのでしょう
15年以上の間が空きましたから、そろそろというのは理解できますが
同じレーベルからプロコの全集が2度目というのは初かも知れません

初聴楽(勿論クチャル盤)の時からとにかく好きなんで、この曲
書籍等で読んだ限りでは、低評価ですけどね
(あのリヒテルが好きな曲として挙げていますが)
わずか15分3楽章の曲の中に、もうプロコフィエフ的としか言いようのない
気の利いたギミック満載で、私としては狂喜する以外にはありませんよ

オールソップの指揮は初聴楽
クチャル盤と比較すると、澄んだ落ち着いた色調を感じられ
(クチャルは今思うとかなり粗削りな音場です)
特に第3楽章クライマックスでのトランペットは特に目立たず
(もしかしたらいずれかの盤に若干の改変があるのかも)
かなりクチャルと雰囲気が違う感じを受けました
録音方針に思えないこともないですが
悠然とした「拡がり」を感じるのは、オールソップの方かな

慣れ親しんだ録音から、新しい演奏に出会う時
初めはどこか微かな避け難い違和感を感じる時がありますが
今回は何度か聴楽して、特質を発見てか「発聴」するつもりです

私が一番気になっていたのは、第3楽章開始してしばらくして出る
3拍子の弦合奏のジクザクのパッセージで
(とにかくここがカッコ良くて好きです)
一音ごとにアクセントがつけられているかどうかでした
(ポケットスコアでは、ちゃんと強調されている)
以前、同曲のアシュケナージ盤(Exton)で
ここをノッペリした感じでやられてトラウマになってましたが
オールソップはクチャル盤ほど強烈ではないですが、見事にクリア☆
(私はここまで聴楽して、初めてホッとしました)
これが2度目に出る時に、僅かにテンポアップするのが意外でしたが
スコア(今手元にありません)を確認する必要があります

今回のように、比較的地味な曲を含めて
交響曲全集の企画を進めてくれるのは歓迎すべきことで
カップリングのラインアップにも期待しています
近日中に出る第4番改には《道楽息子》全曲が入ります
これもクチャル盤と同じなのが面白い!?

先日読了したバーンスタインのインタビューには
弟子だったオールソップに言及されていて
「彼女はそのうち出て来るよ」と言われており
(1988年の対話だから、当時彼女は30才前後)
やはりレニーの才能見極めは凄いな、と感じましたよ

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