楽団再生の嚆矢   ストラヴィンスキー

聴楽していて、息詰まるような、でも楽しい…
ありそうで意外にない、そんな聴体験をさせてくれました


NezetSeguinStravinsky.jpg

ストラヴィンスキー Igor Stravinsky (1882-1971)
バレエ音楽 《春の祭典》 The Rite of Spring (1913)
フィラデルフィア管弦楽団 The Philladelphia Orchestra
ヤニック・ネゼ - セガン Yannick Nezet-Seguin (1975-)
ドイツ・グラモフォン Detutsche Grammophon 00289 479 1074 (2013)
(新品:2013年9月、山野楽器銀座店にて購入)

本来、購入候補には昇らない感じの盤ですが
写真そのものは使用していないジャケットの装丁
第3代音楽監督だった「あの」レオポルト・ストコフスキー
(Leopold Stkowski 1882-1977)の有名な編曲を含む収録曲など
近年にない、なかなかに凝った盤の体裁により、急遽Get!しました

この盤には、一度財政破綻した楽団の
(2011年連邦破産法適用、更生手続きを経て2012年復活)
再生への意地が込められているんだと私は思います
これは是非聴楽してみないとね

かつて、このオーケストラの録音には、あまり縁がなかったです
歴代の音楽監督のレパートリーと、私の好みは微妙にズレてました
多くない聴楽記憶では、「まぁ、いいんだけど…」と
それ以降に繋がらないというか、その程度だったんです

でもって、この盤に対しても聴楽前には
微妙な気分が漂っていたことは否定できません。が…
なかなかの迫力ですよこれは。演奏時間は全曲で33分05秒と速め
近年、この曲の演奏時間は少しずつ遅くなっている気がしていまして
私としては、35分前後という印象があります
「気負い過ぎて空回り」の懸念はありましたが、聴楽して数分
少しずつ私の表情は綻んで来ていたんじゃないかな

まぁこの楽団のことなので、自分の思ったより速いテンポでも
冒頭からとにかく「上手い」んです
ネゼセガンの方針としては、あまりタメみたいなのは作らず
(先日のドゥダメルに続き、この人の指揮も初聴楽です)
どんどん先に進行させて行く感じで
全編にかなりの緊張感と力が漲っているという感じかな
その「躊躇のなさ」が楽団の巧さに支えられて
次第に聴楽の快感へと繋がる見事さが伝わって来ました
「生贄の踊り」は本当にズバズバと進みます
この箇所の切れ味がここまで凄い録音は、あまり記憶にないなぁ☆

他には、後半の例の「11連打」が、その前後とテンポが独立していまして
その点ハッとしましたが、これはなかなか面白い演出だと思いました
とにかく、フィラデルフィア頑張るなぁと感じた演奏ですが
この種のレパートリーだけでは息切れしてしまいますから
アイディアを寄せ集めて、これから先を愉しませて欲しいものです


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