ハーモニーが勝負所  リスト

ロ短調の曲では、Tchaikovsky, Chopinと並んで有名では?
すいません、Bachは未聴です


paullewisliszt.jpg
Liszt (1811-1886)
Sonata in B minor
Paul Lewis (piano)
Harmonia Mundi France HMC 901845 (2003)

演奏時間30分の曲を聴楽するのは、なかなか稀になっています
いくつになっても、愉しい時間はすぐに過ぎるんですよ(苦笑)
ある曲を聴いている時間で、他に何か出来るのでは?
なんて考えているだけでも、時間が過ぎる…
いい年こいて、やってみたいことだらけ。ワハハ

前に進んでしまう「時間」に値する曲を、と考える時に
ロ短調ソナタは、かなりとっておきの方に入る音楽です
だから、なかなかプレーヤには載らないとも言えますけどね

最近はサイトでの試聴という機会はかなり増えまして
私なんかは、気になるCDはやはり試聴してから購入になりますが
この曲は、試聴しても最初の部分は静か過ぎて聴こえません
実は、この部分を一番試聴したいです私は!
全曲の出来栄えは、ここで決まってしまいますから

このソナタを気軽に聴くというのは、私には難しいですねぇ
浪漫派の曲という先入観なしでも
何らかの筋めいたものを想像せずにはいれられません
自分が勝手に夢想した筋に乗せて愉しむ音楽なのかなぁ

初の聴楽の時の印象は、意外に「わかりやすい」というものでした
無愛想な曲名だけでは、なかなかに晦渋な印象が前に出ますが
曲中ではかなり極端なメリハリがつく箇所もあります
まずはそれに圧倒される自分を楽しむ時期が続きましたね

が、当然それだけでは煮詰まって来ます
時おり訪れる爆音のみに緊張しているのは、勿体無い
こういう長大な曲の聴楽に最も影響を与えるのは
おそらくハーモニーの工夫だと思うんです
これがつまらない曲って、本当に聴けたもんじゃないという…

Climaxを繋ぐ静的の箇所は、おまけではありません
ということに気づくのに、何年かかったことか…(苦笑)
このソナタに限らず、一つの曲を全体的に楽しめるようになったのは
ごく最近のことだと感じますが、その時点でようやく
Classical聴楽は私の最大の趣味になったのかも知れません

このソナタには、本当に余計なもの(音)が付いていない
聴楽する度に、そんな気持ちがするんですね
嵐のような、驚天動地の雷鳴のような音響の瞬間においても
実に精選された、最小限の音で練り上げられているように聴こえる
聴楽する側の緊張感の原因も、その辺りなのでしょうか…


image8.jpg

(カリカチュアの画像がGet!できませんでしたが)
リストの絵は有名なものがありますね
鍵盤には腕を伸ばして触れ、身体は鍵盤から離れ
気持ち良さそうに後方に反り返っているような絵がありますが
私もそれを見ると、いつも上機嫌になるんです
彼の実演が聴けたら、何と幸せなことか☆

結尾は、緊張感をほぐすという感覚は、当たっていないような
「緊張からの開放」や「安寧」等の陳腐な表現とは無縁の時間というのかな
何か別の次元に誘われて行く、そんな心地に行き着きます

紹介した盤の評価は、発売当初から高いようでしたが
私は今年になってやっと購入しました
いわゆる「らしい」ジャケットじゃないんですよね、ハハハ
Paul Lewis、私でも普通にやってるような恰好してますし
いくら何でもカジュアル過ぎないか?なんてね

しかし、聴楽してみてとにかく驚いたのなんの
局面毎の自然な移行は、この人ならではのものでしょう
現在CD棚の空席であるBeethovenの協奏曲は、是非ポチりたいですし
Schubertのソナタも是非全曲お願いしたい人です

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