時間一杯、大きく深呼吸するような開始   ブラームス

この「何か壮大なものに包まれて行くような開始」がたまりません

BernsteinBrhamsComp.jpg

ブラームス Johannes Brahms (1833-1897)
交響曲第3番 ヘ長調 作品90 Symphony No. 3 in F major op. 90 (1883)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 Wiener Philharmoniker
レナード・バーンスタイン Leonard Bernstein (1918-1990)
ドイツ・グラモフォン Deutsche Grammophon 415 570-2 (1981)
(中古:2013年4月、ディスクユニオン新宿にて購入)

ブラームスの交響曲を聴楽していて思うのですが
一つの曲の中でも、かなりいろいろな工夫をして
それらを没にすることなく、可能な限り取り入れて行く…
第1交響曲の完成までの時間のことを思い出しますね
第2以降は、要素の取り込みの時間が短くなって行くようです

しかし、出来上がりまでの時間が短いから雑ということでなく
やはり作曲の技量が上がって来ているのでしょうね
作曲の冒険の見本市でもある4曲の交響曲は
同じ曲の中でも目まぐるしく表情を変えて行くにもかかわらず
曲の独自のトーンが貫かれているのが興味深いです

今回の第3は、とにかく曲の冒頭ですよ
(ポケットスコアを見た感じもとても印象的です)
あの「時間一杯、大きく深呼吸をするような」開始
これでブラームスワールドに一気に引き込まれて行きます
微妙なハーモニーの大気に乗った楽想が連続して行く…

バーンスタインのテンポ設定が
もう本当に絶妙としか言いようがありません
(15:34/9:42/7:04/9:33//41:53)
第1楽章が繰り返しを含むので、突出して長いのですが
他の楽章は、他の指揮者の録音ともそれほど変わらないのに
この、時計の刻む時間から抜け出すような感覚は一体何か☆
「曲の中に遊ぶ」というのを実体験するのに丁度良い時間の進み方ですよ

第4楽章の最後の方で、不思議の時間が
現実の時間に向けて解放されて行くのですが
強くなく弱すぎない、各楽器の受け渡しの内に
初演当時から130年後の今の時間にタイムスリップするというか…
とても静かで「本当に良い気分だ☆」なのです


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