約25年振りのまともな聴楽   チャイコフスキー

数あるこの物語を題材にした音楽の中では
最も凝縮度の高いものだと思うのです

さすがに5分のピアノ曲では表現出来ないでしょう

SinopoliTchaikovsky6.jpg

チャイコフスキー Peter Tchaikovsky (1840-1893)
シェイクスピアによる幻想序曲 《ロミオとジュリエット》 
"Romeo and Juliet" Fantasy Overture after Shakespeare (1881)
フィルハーモニア管弦楽団 Philharmonia Orchestra
ジュゼッペ・シノーポリ Giuseppe Sinopoli (1946-2001)
ドイツ・グラモフォン Deutsche Grammophon 429 740-2 (1989)
(中古:2013年8月、ディスクユニオン新宿にて購入)

この曲を聴き込んだのは、もう25年くらい前になりますね
超有名曲の一つなんですが、私にとってのLP時代は
高校生の時が主になっていて、当然今みたいには買えませんで
大作曲家の傑作というのは、プロコフィエフを除いては
殆ど25才を過ぎてからになります

初聴楽もデジタル期になり
ショルティ (George Solti 1912-1997) のデッカ盤
ボーナストラックで、シカゴ・ベアーズ (フットボールチーム)
の応援歌とかが入ってて、極めつけにジャケット裏の写真が
熊の帽子を被ったショルティと、今の業界では絶対あり得ないような
懐かしいですねぇ

当時、本当によく聴楽したと思いますねぇ
演奏時間は20分13秒 (何と記憶していました)と
標準的でありながら全く贅肉がないというか
バンバン進みつつ、優美な感じもなくしていない
私はショルティを気合入れて聴楽しては来ませんでしたが
これが、彼の指揮の特質なんでしょうかね

ここで満足してしまった感じになり
まともな再聴楽は、今回のシノーポリで実に久々なんですよ
演奏時間は22分26秒と、かなりゆっくりで、て言うか
彼のチャイコフスキー自体が非常に意外な気がするものの
一度動き出した音楽が、自ら推進力を持ち、止まらなくなる
波状的な進行は、なかなかの演出でしょう

2つの家の闘争を表すアレグロの部分で、弦の急速回転の中
管が衝撃的な音を断続的に打ち込む印象的な箇所がありますが
チャイコフスキーの管弦楽の乱舞は、熱さを感じるというか
どこか人間の根源的な衝動や興奮と繋がっているように思えます
私はこの打撃音を脳内で再生可能になった時に
とても嬉しかった記憶があるのですが
頭の中で「ジャン、ジャン、ジャジャン!、ジャン ジャン ジャン!」とかね…
類似の行動をした聴楽子は結構いると思います。ハハハ

半ばで出る、あの有名なフルートの旋律は当然よろしい。がしかし
私はそれよりも、背景でヒラヒラと鳴る伴奏の音型が印象に残ります
弦やホルンに受け渡しされ、主旋律を更に際立たせる☆
音楽の陰影を豊かにしていると思うのです
このパッセージは最後に一際印象的なハープのソロに繋がるのですが
この楽器の単音の流れとして、私的には最も好む瞬間の一つです

シノーポリの指揮は、ショルティの「驚異的な目の詰まり具合」とは対照的で
逆に思い切り大判の風呂敷を拡げたような不思議な奥行きがあります
意外にも小細工をせずに、最後の大団円に持って行く姿勢も
実はこの人ならではものでしょうね

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