「着実な進行」とはこのことか☆   サン=サーンス

21世紀に入ってからの録音の聴楽は意外にも初めてでしょう☆
LeviSaintSaens.jpg
サン-サーンス Camille Saint-Saens (1835-1921)
交響曲第3番ハ短調 作品78 《オルガン交響曲》
Symphony No. 3 in C minor Op. 78 "Organ Symphony"
ヴァンサン・デュボワ (オルガン) Vincent Dubois (1980-)
イル・ド・フランス国立管弦楽団 Orchestre National d'Il de France
ヨエル・レヴィ Yoel Levi (1950-)
カスカヴェール Cascavelle VEL 3136 (2009)
(未開封中古:2013年7月、ディスクユニオン新宿にて購入)

約3年前に発売された盤ですが、ジャケットの佇まいが印象的で
番号のついた交響曲を全て収録しているということで
タイミングが良ければGet!しようと思っていたところ
運良く未開封のものが見つかりました

レヴィは、テラークに録音していた人という印象があります
かつての手兵だったアトランタ交響楽団との盤を数多く残していて
(プロコフィエフの第5の録音は、結構酷評されていた)
今回、意外な所から盤が出現しましたので
そろそろどんな人か聴楽してみようという感じです
(音楽監督は2011-2012シーズンまで)

フランス国立管弦楽団(Orchester National de France)ではありませんで
パリ市の周辺地域である、イル・ド・フランス「県(?)」の楽団です
(創立は1974年と、歴史的には結構積み上げています)
同じNationalがついていますが、少し役割が違うみたいですね
どちらかというと、音楽の普及のために
県内をどんどん回って行くという態勢のようです

実は、購入して封を切るまで、「フランス国立」だと思っていました(汗)
ここで、極東の一聴楽子の発想が貧しいことを白状しなければなりません
それは「ヘタだったらどうしよう…」ということ
ただ聴楽しているだけなのに、この「上から耳線」は情けない…

でもってとにかく聴楽したところ
「なかなか、てか、かなりイイじゃん」というもの
演奏時間は40分38秒(23:25/17:13)で、カラヤン盤よりもゆっくりしていますが
この「ゆっくり」がキモなんです

この曲は、ある程度以上に速くなると「細部がよくわからなくなる」
と私は勝手に思っていて、今回のレヴィの徹底したアプローチは正解でしょう☆
大体、聴楽していて、特に第1楽章の仕組みが非常によく楽しめましたから
楽器が間近に聴こえる録り方で、ここぞという箇所の迫力はなかなかのもの

第2楽章も、重量物が厳かに進む佇まいを保持して
(第1楽章の着実な進行がここで効いて来る)
後半の後半で次第に速度を僅かに上げて行く箇所を引き立たせていました
デュボワ(まだ若いのに、調べたら長いキャリアです)のオルガンは
腹の底に響く重低音が気づいたら体に沁み込んで来るようで
なかなか技ありの収録だと感じます
派手に鳴るのだけがオルガンではない、という趣かな

商売じゃないので単純に褒めるとか、提灯記事を書く気もなく
今までと異なるアプローチを体験して
何とも新鮮な気分というのが正直なところです

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