「いきなりギアがフル回転」な開始   R・シュトラウス

Sony Classicalの装丁は、以前は野暮に思えたのですが
背表紙部分のロゴを太字にしたことが
ちょっと「ヨイ感じがしているのでした」


FabioLuisiDonJuan.jpg

リヒャルト・シュトラウス Richard Strauss (1864-1949)
交響詩《ドン・ファン》作品20 
"Don Juan" op. 20 Symphonic poem after Nikolaus Lenau (1888)
ドレスデン州立歌劇場管弦楽団 Staatskapelle Dresden
ファビオ・ルイージ Fabio Luisi (1959-)
ソニー・クラシカル Sony Classical 88697435542 (2008)
(未開封中古:2013年7月、ディスクユニオン吉祥寺にて購入)

シュトラウスの有名な管弦楽作品をSonyに録音しているルイージですが
調べてみたら、何かトラブルがあってドレスデンとの契約を破棄して
今はメトロポリタン歌劇場にいるんですねぇ
ドレスデンとの関係は今後どうなるんだろう?
修復不可能まで行ってなければいいんですが…
(《ツァラトゥストラ》とかがまだ録音されていないし)
作曲者ゆかりのオーケストラなんだからさ☆

このシリーズの録音は、結構長期に渡っていて
今回採り上げたこの2枚組でも、《ドン・ファン》《イタリアより》が2008年
《ドン・キホーテ》が2003年録音と、ちょっと間があります
いろいろな本を読んでみれば、指揮者と管弦楽団というのは
とても微妙な、難しい関係があるんだと思わされます
(人間どうしですからね、どこにもある話なんでしょうけど)
ある作曲家のシリーズを一人の指揮者が一つのオーケストラと製作する
私のような素人が想像を絶するような困難さがあるんだろうなぁ

同楽団の同曲録音は、少し前にシノーポリ指揮で聴楽しました
(DG 435 790-2, 1991年録音)
シノーポリの19分03秒に対して、ルイージは18分14秒と
カラヤン盤 (DG 410 959-2, 18分13秒)と、ほぼ同タイムの快速調です

ルイージ盤は、さすがに最新録音に近いもので
音の澄んだ感じが頭一つ抜けていますね
いきなりギヤをフル回転させるような曲の開始が
鮮やかに捉えられ、特に管楽器のクローズアップが
不自然さがなく上手く表現されていると感じました

カラヤン、シノーポリと比較した時に
「やや風通しが良すぎるかな」(こんな比喩ですいません)
と微かに感じはしたのですが
録音ポリシーによる部分も大きいかも知れませんし
ルイージの演奏がそのことで地味に映る感じもありません

実際、二度目の緩徐部で出るオーボーの旋律ですが
周囲の精妙にコントロールされた音響に包まれて
どこか浮世離れした甘美な感じに満ちていましたよ
いつまでも続いて欲しい、そんな趣です

同曲異演の魅力的な箇所を探す…
今までは大好きなプロコフィエフにおいてのみ行っていましたが
今後、いろいろな作曲家に対しても楽しめそうです
いやぁ巨大な楽しみですねぇ、ハハハ

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