正直に言いますと、私はこの曲の初期の聴楽は
ごく一部だけに留まっておりました。第1楽章展開部の「あの」大行進曲
大好きな小太鼓をあそこまでストレートに使われてはねぇ
繰り返し聴楽せずにはいられませんよ
(小太鼓の休息と同時にカートリッジは上げてしまうのが基本!)
まぁ何だかんだ言ってはいても
これをやっていた聴楽子は多数いらっしゃるかと…ワハハ


RostropovichTako5DG.jpg

ショスタコーヴィチ Dmitri Shostakovich (1906-1975)
交響曲第5番ニ短調 作品47 Symphony No. 5 in D minor Op. 47 (1937)
ワシントン・ナショナル交響楽団 National Symphony Orchestra of Washington D. C.
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ Mstislav Rostropovich (1927-2007)
ドイツ・グラモフォン Deutsche Grammophon 410 509-2 (1982)
(中古:2013年6月、ディスクユニオン新宿にて購入)

今回の盤は、もしかしたら、DG初の第5の録音ですかね
カラヤンが採り上げなかった超有名曲の一つですが
曲の冒頭を聴楽して感じたのは
最初の低音の入りが、今まで聴楽した感じとは異なる感じがする…
整然とは対極にあるような、荒々しい「弦の咆哮」の様相です
DGの録音ノウハウの蓄積も、この曲にはまだ対応していない
そんな偶然が捉えた、非常に印象的な曲の開始だと思います

ロストロは、1994年にテルデック(オケ同じ)、2004年にLSO Liveと
公式には3回の録音が存在していて
今回初めて最初の録音を聴楽しましたが
基本的には、3回とも解釈は同じかまたはそれに近いと思います
ただ、それがとにかく「ロストロオリジナル」と感じる訳です
だって、私が最も好きなこの曲の解釈を
同じ指揮者で3度も聴楽できるわけですから

思い出の「第1楽章小太鼓活躍箇所のみ聴楽」の部分ですが
ここは意外にあっさりしています
「やや軽めの」打撃音は、最初に聴楽した時には
やや肩透かし的な感じだったことは白状します

しかし、私が何と言ってもロストロ盤に傾倒する理由は
第4楽章の最後の煌めくような時間です
金管群の立ち上がりを支える8分音符のテンポが!いい!
性急の全く逆、音符の一つ一つを僅かに、ごく僅かに引き延ばして
盤石な分厚い絨毯の上を、トランペット群が朗々と歌う
この絶妙なテンポを維持するのは、かなり難しいのではないかな
どうしても少し速くなってしまいがちな所を
グッと引き締めて、そのまま曲を締めくくるなんて!

コメント 2

quietplace  2013, 07. 14 (Sun) 18:50

ライムンドさんへ

当盤も、初出は確かLPだったと思います。雑誌(レコ芸)の広告を見た記憶は結構はっきり残っていますね。当時のカラヤン、バーンスタイン等のメイン路線とは違うCDが、なぜか私には印象に残っているのです。第4楽章のコーダ部分につついては、録音を重ねるに従って自信が確固になって来ていると思います。

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ライムンド  2013, 07. 13 (Sat) 09:22

おはようございます。ロストロポーヴィチのこの曲は、全集の中の
録音とその後のロンドンSOしか知りませんでした。だいぶ録音年に隔たりがあるので興味深いと覆いました。
あるいは店頭でみたことはあったかもしれませんが、勘違いして全集の分売だと思っていました(DGの黄色にもかかわらず)。全集のCDは長らく聴いていませんが、声楽が付かない曲では第11番、第12番あたりが気にっています。また聴きなおしてみたいと思いました。

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