日本国内のClassical聴楽子界隈では
「何かと便利な言い回し」というものを見かける、ような気がします
これは「評論」をされている方々の「決まり文句」が流布したと推測されます
今回はそれに関する感想をいくつか…

私自身は、これらの「枕詞的存在」を極力使わずに
ブログ記事を書こうと思っているのですが
文書自体にフィルタリングしたら、ゴロゴロ出てくるかも。エヘヘ


KarajanPortlait.png
○「カラヤン Herbert von Karajan (1908-1989) の演奏は流麗」
確かにそういう風に聴こえます
他にも「磨き抜かれた」とか「レガート」とか
数多の聴楽子に向けて「後は適当に話を盛り上げてよ」
みたいな狼煙みたいなもんですかね
実際に2ちゃんねるのスレッドは盛り上がっていて愉快ですし


MutterPortlait.jpg
○「ムター Anne-Sophie Mutter (1963-) の演奏は濃厚」
これも言われてみれば…、でも微妙な気もする
奏者のビジュアルからどことなく想起される印象も大きい気もしますが

○「アバド Claudio Abbado (1933-) の演奏はスタイリッシュ」
80年代によく見かけたフレーズのような気がします
私なんかは、これに影響されたかされなかったか
当時全く未聴だったカラヤンの対抗勢力と認識し
密かに持ち上げていた恥ずかしい記憶がある、かも…てへ

○「ブーレーズ Pierre Boulez (1925-) の演奏は冷徹」
私はこの人の録音で聴楽体験のあるのはDG盤のみですが
そんな感じは、するかなぁ?
「彼は以前は《そんな感じ》で鳴らしていた」というような意味と解釈しています

○「シノーポリ Giuseppe Sinopoli (1946-2001) の演奏は精神分析的」
この人は晩年に考古学の学位もゲットしたようですが
「彼の演奏が考古学的」と書かれたものは見たことはありません

顕著な5名を挙げましたが、みなさんDGアーティストですね
他のレーベルだと誰がいるかな

ソニーのグールド Glenn Gould (1932-1982) は説明不要としても
(この人が一番キャッチフレーズ通りの芸術家のように思えますが)
あ、デッカにショルティ Georg Solti (1912-1997) がいますね
「男性的」「楽員を叱咤激励」とか…

ブレイク当時のフレーズが近頃あまり使われなくなった人なら
ゲルギエフ Valery Gergiev (1953-) でしょうか
「濃厚」「高カロリー」とかが2000年前後はよく言われていましたが
次第に「そうではなく」的な修辞が見られるようになり
今では「かつてのそういう風な」文章では
彼について書いても収入は得られなくなっているようです


GergievPortlait.jpg
10年くらい前
「高カロリー演奏」喧伝当時

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