「快」の演出者   レスピーギ

音楽史の中で、不意な角度から突如牙を剥く様な
そんな作品に出会うということって、何と愉しいのでしょうね☆


ChandosRespighiBelkis.jpg

レスピーギ Ottorino Respighi (1879-1936)
《シバの女王ベルキス》 バレエ全曲から管弦楽のための組曲 (1934)
"Belkis, Queen of Sheba" Suite for Orchestra from the Complete Ballet
フィルハーモニア管弦楽団 Philharmonia Orchestra
ジェフリー・サイモン (指揮) Geoffrey Simon (1946-)
シャンドス Chandos CHAN 8405 (1985)
(中古:2013年6月、ディスクユニオン池袋にて購入)

このCDも、社会人1年生なってすぐに購入した記憶があります
1989年の私的ビッグヒットの内の1枚ですね
管弦楽に興味があって、40代半ばより上の人は
知らない人がいない盤じゃないかな?

いまだにこの曲といえば、この盤が必ず話題になるわけで
国内仕様盤での発売時に、レコ芸誌で特選になっていますが
レスピーギの作品で《三部作》以外の曲が絶賛されたのって…
肉眼で目撃したのは、その時が初めてだったんじゃないかな
初聴楽時の記憶は今でもリアルにあり
本当に「ぶっ飛んだ」ものだと。やっぱ嬉しい

煽る所はグイグイと進むパワーは、サイモンの演出が大成功しています
(サイモン氏の経歴は検索してみると、なかなかマニアックですな)
楽譜を見たことがあるのですが、特別何かが仕掛けられているような
そんな風には見えません。拍子のちょっとした組み合わせや
楽器の組み合わせで聴楽子の耳に「快」を送り込む
その手腕では、レスピーギは本当に天才だと思います

この演奏の私的ツボは、「太鼓」「チェレスタ」「ヴァイオリン」
(金管群は誰にとってもツボになるでしょうから)
特に太鼓は通常使用するものとは別のものも盛り込まれますが
これらのチューニングが非常に繊細にされていて
小太鼓系は軽めのサラサラ音ではなく
太く強い音が、とにかく最高にイイ☆

まだ吹奏楽への編曲は聴楽したことがありません
確かに、管楽器の大活躍が印象的な曲ですが
第2曲 "War Dance" と第4曲 "Orgiastic Dance"
特に激しいこの2曲を集中して聴楽していると
弦楽器群の印象は薄くはなってしまうかな
(かく言う私も盤のトラック2, 4は本当によく聴楽しました、エヘヘ)

そういう状況下でも、キメの箇所に弦楽器群のハッスルは必要で
第4曲のフィナーレ、金管の斉奏の直後で
煌びやかな第1曲のラストが盛大に戻って来る所では
高音主体の輝かしい弦合奏が、実に感動的で
(ここでは本当に涙腺が緩みそうになるくらいですよ私は☆)
これが古代の旋法で朗々と鳴る金管群と絡んで行くところでは
もうこれ以上の「快」を探すのが難しいと感じています

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