合奏の中を自由に流れる「歌」   マーラー

さて、この第4交響曲、よく言われる事柄としては
マーラーの交響曲中では演奏時間が短く
やや落ち着いたような感じと言ったところでしょうか
第2、第3のような壮大な感じでなく
第5、第6のようなギザギザな雰囲気もでもない


mahler sinopoli4

マーラー Gustav Mahler (1860-1911)
交響曲第4番ト長調 Symphonie No.4
エディタ・グルヴェローヴァ (1946-) Edita Gruberova (soprano)
フィルハーモニア管弦楽団 Philharmonia Orchestra
ジュゼッペ・シノーポリ Giuseppe Sinopoli (1946-2001)
ドイツ・グラモフォン Deutsche Grammophon 437 527-2 (1991)
(中古:2012年11月、ディスクユニオン神保町にて購入)

私はどちらかと言えば、これら交響曲に対しては
尖鋭かつ超ドラマティックな曲を無意識に聴楽して来た方です
そう、第4を全集中の一曲として聴楽して来た感じが強いなぁ
単独で録音している指揮者のCDとかは今まで体験していません
どこか「つなぎ」として見ていた所があります

シノーポリ盤は、今回たまたま聴楽機会が巡って来ただけですが
今までよりもステージの高い聴楽が出来たと悦に入ってます
聴く時の体調が良かったのか…
(先日の日曜日とはいえ、やや疲れ気味だったと思う)
演奏が良かったのか…
(それは人それぞれだと思うけど)

この録音は、比較的推進力のある開始を感じます
私のこの曲冒頭を聴楽時の感覚からすると
「やや忙しない」とさえ考えそうになりましたが
全体的にはそれほどイソイソしてはいないです

各パッセージの繋ぎ目がよくわかるというか
その瞬間に微妙に変化するハーモニーがよく聴こえると思います
(第2楽章がこの点で特に素晴らしいと感じる)
この繊細な進行に関して、とても満足が行ったことは間違いありませんね

印象的だったのは、第3楽章の開始です
ここは、低音弦のピツィカートが明瞭に聴こえる録音が多い気がしますが
シノーポリは、この低い音を少し絞っているというか
とてもフワッとした感じで聴かせてくれます
各ブロック毎にメリハリを効かせるやり方とは対極というか
どことなくホワワ~とした流れの音に身を任せる58分03秒
(演奏時間としては、やや長めですね)

で、最も嬉しかったのは、第4楽章、グルヴェローヴァの歌唱です
上手く表現できませんが、「旋律」と言うより「歌」なんですよ
器楽が正確無比な音程とリズムを進行させる中
それとは性格の異なる、自由で暖かみのある流れ
旋律の歌い出しとかは、特に絶妙なタイミングで
実際、私は今回初めて、声楽曲をもっと聴楽してみたい
そんな風に思ったわけです

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