軽妙なだけでなく…   ショスタコーヴィチ

この作曲家の曲を収録した盤としては意外な感じのジャケット!
強い印象が私には残りましての購入でしたが
この辺がCPOの装丁の好きなところです




ショスタコーヴィチ Dmitri Shostakovich (1906-1975)
ピアノ、トランペットと弦楽オーケストラの協奏曲 (第1番) ハ短調作品35
Concerto for Piano, Trumpet & String Orchestra (No. 1) op. 35 in C minor (1933)
ヴァレンティナ・イゴシナ (ピアノ) Valentina Igoshina (1978-)
トーマス・ハンメス (トランペット) Thomas Hammes (1978-)
ツェーペーオー CPO 777 750-2 (2010)
(新品:2013年5月、MDTにて購入)

演奏時間は、23分19秒 (6:27/8:23/1:46/6:43) と、この曲としては
比較的ゆったりしているように思えるのですが
特に両端楽章の緩急のメリハリのつけ方が非常に強力で
時間が先の方に突進しているように感じる瞬間もあります

喜遊曲的な印象で捉えられがちな曲なんですが
ゆっくりテンポの設定と、深く鳴るピアノを捉えた録音センス
これらによって、今までの印象が変わってしまいました

この曲に関しては、シニカルかつ引きつったような曲想に関して
これを強調する度合いが強すぎるのではと、ずっと思っておりまして
特にピアノのメカニックな側面はそのままで
もっと別の側面に注いで欲しいなぁという気がも…
(全体に支配的なほの暗い感じをもっと生かした演奏はないものか…)
そう感じ続けていた所、こんな素敵な録音が出て来ましたよ

ピアノ独奏のイゴシナの技巧は当たり前としても
トランペットのハンメスがまた凄い
ブックレットにイゴシナと同列で解説がついていましたから
(差は、掲載された写真の枚数が2対1ということくらいか)
かなりの人かと思っていましたが、こりゃ本当にやってくれています
検索してみたら、経歴も成程と思わせてくれるものですね

第2楽章の宙を漂うような、ミュート装着の音色は雰囲気ありますし
当然言われる第4楽章の畳み掛けなんかは
他の録音がちと抑え気味なのに比べると、冴えた音を保持したまま
どんどん先に進んでしまう感じで、嬉しくなってしまいます

イゴシナのピアノはこれに触発されたのか
楽章を経る毎にテンションが上昇して
第4楽章では、その緩急自在には思わず耳を見張ってしまい
ハンメスと素晴らしい協奏になっています

過去の大作曲家からの種々の引用が話題になる曲でもありますが
この盤を聴楽すると、そんなことはどうでもよくなってしまいますね

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