仕事で疲れて帰って来ても、聴楽してしまう演奏です

BernsteinBeethovenCompSym1-9.jpg

ベートーヴェン Ludwig van Beethoven (1770-1827)
交響曲第5番ハ短調作品67 Symphony No. 5 in C minor Op. 67 (1808)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 Wiener Philharmoniker
レナード・バーンスタイン Leonard Bernstein (1918-1990)
ドイツ・グラモフォン 423 481-2 (1977)
(中古:2013年4月、ディスクユニオン御茶ノ水にて購入)

バーンスタインの第5は、私が生まれて初めて聴楽した第5です
おそらく1979年頃だったと思うのですが
親に買ってもらった、LPセットでしたね
(たしか《交響曲大全集》とかなんとか呼ばれるものでした)
CBSソニーのセットでしたから、バーンスタインが主役みたいな感じです
クラシカル聴楽初心者にとって、《運命》は実にインパクトのある曲でしょう
各楽章のキャラクターは本当に際立っていますし
メリハリの効き方も、実に効果的としか言いようがありません

LPの方は、当然ニューヨーク・フィルハーモニックを指揮していて
実によく聴楽したものです。学校から帰って大急ぎで
宿題は適当に済ませてから、ヘッドフォン(安物)で没頭します
あまりによく聴楽したものですから、演奏時間まで今も覚えていますね
(8:38/10:08/16:28//35:14)。脳内再生可能なくらいに聴き込みましたよ
当時流行中だった、デジタル腕時計(安物)のストップウォッチ機能を使って
自分の脳内再生が録音とどれくらい違うか試したりもしました
「おいしい部分」を強調して再生しますから、録音よりも速くなりますね
要するに、ヒマだったわけです。ハハハ

今回聴楽の録音は、1977年のライブ録音です
LP初出時(1980年)には買ってもらえず
それを33年後に自分の給金で購入して聴楽する
非常に感慨深いものがあります

面白いのは、今回も演奏時間がNYP指揮と殆ど違わないことですね
(8:38/10:19/16:40//35:37)
第1楽章なんて、全く同じではないですか☆
(ちょっとした感動さえ抱いてしまいましたよ)

BernsteinBeethoven58.jpg
単発盤はこちら 

第1楽章冒頭は、よくある快速調とは一線を画した
堅実な響きを聴かせます
私自身、バーンスタインのテンポが身についてしまっていますので
とにかく気持ちが良いのです
(7分前後の録音は、いまだに「ちと速過ぎないか」と思ってしまう)
ライブ故、彼が指揮台を踏んでいる思われる音が頻繁に聴こえて
懐かしさと心地よさが同時に私の耳に届くのでした

《運命》には、「ジャジャジャジャーン☆」とは別の音楽もあるのか!
初聴楽の時に第2楽章を聴楽して驚いた記憶もあります
この曲の第1、第2楽章のコントラストは
交響曲史上でも最も「イイ感じ」のものではないかなぁ
第1楽章を激しく終えて、やや緩めの第2楽章が始まる…
堪らない、豊かな感覚なんですね

中坊の頃を思い出しつつ
アッと言う間に、全曲を聴楽してしまいました

演奏時間のことを考えると、バーンスタインの解釈には
あまりというか、殆ど2種の録音の間に違いはないと思います
がしかし、考えてみれば、これは彼に関してのみならず
カラヤンにしても、そうなのではないかと想像されます
人間の性格は、基本的には変化しないと聞いていますから
同じ人間が指揮した録音が、仮に年月を隔てても
それほど大きく変わったりはしないんでしょうね
でもって、小さな変更点を拾っては、いろいろと考えてみる
その事自体が大きな楽しみになっている感じはします


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