フランツ先生が楽しげに弾く情景   リスト

リストの協奏曲を、初めて楽しんだ気がします

LaSalleLisztConcerto.jpg

リスト Franz Liszt (1811-1886)
ピアノ協奏曲第1番変ホ長調 Piano Concerto No. 1 in E flat major S.124
リーズ・ド・ラ・サール (ピアノ) Lise de la Salle (1988-)
グルベンキアン管弦楽団 Lisbon Gulbenkian Foundation Orchestra
ローレンス・フォスター (指揮) Lawrence Foster (1941-)
ナイーヴ Naive V5053 (2006)

そういえば、リストのピアノ協奏曲って、あまり聴楽しては来ませんでしたね
理由は、何なんでしょうか、強いて言うと「短い」というのがあるかも…
今回の演奏は(5:43/5:23/4:08/4:10//19:24)いうもので
比較的ゆっくりとした部類に入るんでしょうか
20分をかけている録音って、ちょっと記憶にないですけどね

他の浪漫派作曲家たちの傑作協奏曲と比べても
短いし、雰囲気もこの曲だけが異なるようです
リスト流のキラキラした感じは、勿論あるんですが
独奏曲の力の込め方とは、ちょっと違うと感じます

自分で言うのもなんですが、今回の聴楽は
とても気分の良いものでしたね
何だろう、あまり短い曲という感じがしなかったんですよ

これは、ラ・サール (録音時18才!) のテンポ保持の賜物だと思うんですが
彼女のスタイルとでも言うべきか、どこかを特に強調して
聴かせ倒すというのではなく
もう奏でる全パッセージにおいて、音符と音符の間に
もう殆ど感知できるギリギリくらいの時間を空けているというか
部分的に聴楽すると、他の奏者との差は全く感じないのですが
全曲を通した時に、初めてその独自の「ゆったり感」が出てくる
そんな気分になるんですね

ラ・サール自身のトレーニングの成果は当然のこととして
彼女を教えた先生も凄いな、とか思いますよ

ピアノの音は、柔らかい感じで捉えられていて
(曲冒頭の最初の打鍵がソフトで「おっ!」と思いました)
今までこの曲に私的について回って来ていた印象である
「落着きのなさ」を取り去る要因にもなっているようです

それに、あまり性急だと、この曲の良さってわからないんじゃないかな
リストは、独奏曲に比べて、「うわ~超うまい☆」感を抑え目のこの曲で
何を展開したかったのでしょうね
初演(1855年)の奏者はリスト自身だったんですが
彼は「浪漫派っぽく苦悩を背負って青筋立てて」ガンガン攻めるよりは
シンプルに「気分良く鳴らしたい」と思っていただけかもね
でもって、それが「イイ☆」んじゃないかと…

彼を描いたカリカチュアで、実に気持ち良さげにピアノを弾いているのがありますが
ああいうのって、こちらは見ているだけでも嬉しくなるんですよ

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