ウィーンフィル仕様のドンパチ   ショスタコーヴィチ

ジャケットのイラストが第6交響曲の世界とドンピシャです☆

BernsteinShostakovich69.jpg

ショスタコーヴィチ Dimitri Shostakovich (1906-1975)
交響曲第6番ロ短調作品54 Symphony No. 6 in B minor Op. 54
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 Wiener Philharmoniker
レナード・バーンスタイン Leonard Bernstein (1918-1990)
ドイツ・グラモフォン Deutsche Grammophon 419 771-2 (1986)
(中古:2013年4月、ディスクユニオン新宿にて購入)

ベルリン・フィルとの違いは、「意外なレパートリ」でしょうか
作曲家の出身国毎にそれがあるというわけでもないですが
(チャイコフスキーとかは、結構やってるようですし)
ショスタコーヴィチとは!しかも第5番ではなく、第6番とは!

ライブ録音なんですが、演目を選択する段階から
いろいろ意見を戦わせて来たような気がしますね
「レニー、我々はウィーンのオーケストラなのですよ。ですから…」
「そりゃそうだとも!でもって第1楽章はこんな感じで行きたいが…」
と、最初から噛みあってなさそうな打ち合わせだったかも知れません

でも、今回みたいなレパートリの方が私としてはワクワクしますね
思い切り広大で静けさを湛えた森のような曲冒頭の主題からして
晩年のレニーの歌わせ方です
弦楽器のトリルにのって、朧な管の旋律が漂う豊かさと愉しさ!
程よいテンポで、自由に物語や情景を想像することを許してくれます
(第1楽章は演奏時間22分29秒で、この曲としては驚異的に長い)

もう一つ、時折森の中に薄日が差すような主題も
独自の大気を醸し出して、思わずニンマリとしてしまいます
とにかくですね、曲の創出する時間の中で遊ぶ
その贅沢さに浸れるのですね

しかし、不思議ですね、ウィーンが演奏する曲は
たとえ現代の尖鋭な響きの瞬間でさえ
どこか違って耳に届いている気がするんです
全曲を通して、現代的な急激かつ刺激的な緊張感の高まりではなく
フレーズの継ぎ目のグラデーションが驚異的に緻密な気もします
「ウィーンの芳醇VSショスタコーヴィチ」てな感じかな

第3楽章のギャロップですが
もっとゆったりしたテンポで行くかと思ったら、意外にも
結構なスピードで突進していますよ
刺激的なドンパチよりは
ウィーンフィル流の管弦楽の乱舞の観があります
「わたくしどものショスタコーヴィチは、このように演奏されるのですよ」
珍しいレパートリに於けるプライドを感じるのですね



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