お洒落さん  ラヴェル

今回は、私のCD棚の長寿盤の話です

bavouzetravel.jpg

Ravel (1875-1937)
Complete Piano Works
Jean-Efflam Bavouzet (piano)
MDG 604 1190-2 (2003)

Independent Labelによる有名作曲家の聴楽および堪能
これは近年の私の大テーマの一つなんですが
この盤も、Ravelで検索して何とはなしに眺めていたら
随分と下(以前の発売日)の方にひっそりと佇んでいたものです
(MD+Gにこんなド真ん中ストレートな企画があったのか!と)

ジャケットにいっぺんに魅了され、Amazon.comのレビューには
盤の佇まいとは正反対の派手な形容詞(brilliant)で評されていたため
即購入の運びとなりました

Bavouzet (1962-)という人もよく知らなかったのですが
近年、Chandosの方からDebussyを連発して名が売れて来ましたね
自分が目を付けていたり、所持する盤がもてはやされている
なんか、こういうのって嬉しいわけです

RavelのCompleteはいくつか聴いたことはありますが
基本的には浪漫派的な盛り上がりとは別の世界の作品ですから
ともすれば軽い感じにイメージされてしまって
どうもどっしりとした聴楽には向かないかと思ってたんですが…
これは…凄い…

Ravelの書いた楽譜を再現することによる微妙なテンポの揺れが
奏者の恣意的解釈ではなく、技術的な未消化感でもない
何かこう、非常に確固とした「何か」から出ている気がするんですね

ですから、機械的に無難に弾きましたという感じとはまるで異なる
冷やかさを保持しながらも、豪奢な趣を醸し出しているように聴こえます

特にLe Tombeau de CouperinとValses nobles et sentimentales
この2曲は、今までどうも掴み所のない印象がありましたが
聴いていて、どこかくつろげる豊かさというか
何か心地良い眩暈感、または夢幻の場所に連れて行かれるような
そんな期待を持つようになりました

なんかこう…、お洒落さんというか…
かっこ良さの極みだな…

CD 1の先頭はGaspard de la Nuitで始まり
CD 2のラストはPavane pour une infante defunteです
ゆったりした気持ちで目を閉じて、気持ちを落ち着けて
途中で少しはしゃいだ、浮き浮きした感覚を通り抜けて
Pavaneの緩やかさの内に音が消えて行きます

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

quietplace

Author:quietplace
聴楽記へようこそ!
関心事を書きちらしています。

FC2カウンター
ブログランキング
以下のランキングに参加中です

にほんブログ村 クラシックブログ クラシック音楽鑑賞へ
日本ブログ村 PVランキング
よくわかりませんが、取り敢えず装着してみました。
最新記事
カテゴリ
最新コメント
ブロとも

染のブログ
月別アーカイブ
検索フォーム
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

RSSリンクの表示
QRコード
QR