Wikipediaによれば、この曲の西ヨーロッパ初演は
意外にも1889年のマーラー指揮ウィーンフィル!とのことです


Barenboim1812.jpg

チャイコフスキー Peter Tchikovsky (1840-1893)
大序曲《1812年》作品49 Ouverture solennelle 《1812》 Op. 49 (1880)
シカゴ交響楽団 Chicago Symphony Orchestra
ダニエル・バレンボイム Daniel Barenboim (1942-)
ドイツ・グラモフォン Deutsche Grammophon 400 035-2 (1981)
(中古:2013年3月、ディスクユニオン新宿にて購入)

私がこの曲を初聴楽したのは、結構遅かった記憶がありますが
初はエアチェックで、ドラティ (Antal Dorati 1906-1988)指揮デトロイト交響楽団
懐かしい、ドラティ充実の最晩年の10年の幕開けになる盤でしたね(Decca, 1978年)
この演奏は、じっくりと進む16分11秒で
最後の追い込みの箇所が一瞬「崩壊?」的な感じに聴こえなくもないのに
そのことが逆にカッコ良さを増強しているような奇跡的な素晴らしさでした。ハハハ

最初に良い演奏に当たると、いろいろと聴楽してみたくなるものです
シカゴの演奏は、ショルティ (Sir George Solti 1912-1997)のCDでも聴楽してますが
やや早回しに感じることもあり、私はこのバレンボイム盤の方が好きですね
もっとも、こちらの盤も初聴楽は30年位前のFM放送でして、最後のあの
「タッタラタタタタタタタッタッタ~☆、タラタタタタタタタッタッタ~☆」の追込みが始まる!
あの気合の入り方が非常に印象的で、お店でCDを発見した時には
盤質Bにも関わらず、レジに直行してしまいました

いかにも、まだLPとCDの境目に当たるような80年代前半の盤ですね
(LP初出時のレコ芸の広告を記憶しています)
元々がLPでしたから、収録時間は今では想像も出来ないもので
他の収録曲は《イタリア奇想曲》と《スラヴ行進曲》のみ
トラックの合計では、わずか41分58秒です

録音は、「いかにもロシア」な表情づけは全くと言っていい程なくて
「淡々とやや重めに」音楽が進行していると感じます
30年前のラジオの記憶が未だに残っているくらいですから
相当のインパクトがあることは間違いないでしょう
「待ってました!」の、例の「タッタラタタ☆」の箇所は本当にカッコいい
鈍重にもならず、過度のプレストに陥ることも回避され
素晴らしいノリノリのビクトリーランが展開されておりまして
私としては、もう手放しに喜んでしまったのでした


バレンボイムは、私の趣味とする作曲家や作品は録音が少ないので
やや印象の薄い人なんですが、時々「ホームラン」を打ってくれます
しかし、どういう経緯でこの盤の企画が実現したんでしょうね?
彼がシカゴ響の音楽監督に就任するのは1991年
この盤の録音はその10年前になります
まぁ、テンポの作り方とかは、前任のショルティとは全く対照的です
年齢的にも(バレンボイムは30才年下になる)もしかしたら
白羽の矢が立っていたのかも知れません

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