今、25年くらい前に比べれば、CDが金額的には安価になっていますね
新品に関して言えば少なくとも、現在よりも安価な時代は
以前には存在しなかったとも言えましょう。学生から勤め人になり
個人で自由に裁量できる資金が増えたことを考えに入れても
それよりも速い速度で、金額は小さくなり
確実にCDが入手し易くなっている

ベートーヴェンの交響曲全集の「立ち位置」はいかがでしょうか
昔「いつかはクラウン(自動車の商品名)」というフレーズがありましたが
これを「いつかはベト全」という感じにも言い換え可能ではなかったかな?

LP時代、CD時代草創期から初期にかけては
確実に聖徳太子(10000円札)2枚の買い物ではあったと思いますし
勤め人にも半期に一度、学生にとっては年に一度の大イベントだったのでは

購入し、頭の中は、第9番の第4楽章のクライマックスが高らかに鳴り響く中
高揚した気分の中で包装のセロファンを開封して行く
中身は当然、楽聖の残した9曲の驚異的な遺産!
実生活はイマイチ冴えない勤め人生活でも
帰宅後には、第1番から順番に作曲家の生涯を辿るオレ☆
9曲それぞれが個性的で、正に山あり谷ありの時間を過ごすうち
「歓喜の歌」がスピーカから流れて来る頃には
もう途轍もない精神性の高さに至っている自分を想像する喜びよ!

1989年の暮れ、社会人になり、初めての冬のボーナスで
今は存在しない東京秋葉原の石丸電気3号店にて
(確かSoft3と呼称される以前だったと記憶しているが)
輸入盤の代金である13800円と、消費税3%(当時)を支払って
私はベートーヴェンの交響曲全集 (カラヤン80年代DG)を入手しました

Classicalを聴楽し始めて、確か10年目くらいだったと思いますが
何かを「超えた」感じがしましたね
どこか「子供がとうとう大人になった」「BoyからManになった」
(俺のClassical人生の可能性は無限大だ!みたいな)
そんな晴れやかな気分をいまだに記憶しているくらいですから

その時から早24年、特に精神性が高まったような気はしませんが(笑)
それなりに起伏のある楽しいClassical聴楽人生にはなっております


HarnoncourtBeethovenComplete.jpg

ヨーロッパ室内管弦楽団 Chamber Orchestra of Europe
ニコラウス・アーノンクール Nikolaus Harnoncourt
テルデック Teldec Classics 0927 49768-2 (5CD 1990-1992)

今回、こんな記事を書いているのは、先日上記の盤を入手したからです
ディスクユニオン神保町店にて未開封状態の良品なんですが
(全集ものを中古で購入するには、やはり未開封がベストですね)
価格は税込1400円、初ベト全購入時の10分の1の金額です
(本日3/17のAmazon.jpでは3256円のもの)
探していた盤ですから躊躇なく即購入でした
私にとっては金額に関係なく、ベト全というのは特別な「物語」なわけですが
現在の若年聴楽子にとっては、どう映っているんでしょうね?

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