シノーポリ、《合唱》を指揮する   ベートーヴェン

調べたら廃盤ということで、根気よく中古での登場を待っておりました

SinopoliBeethovenNo9.jpg

ベートーヴェン Ludwig van Beethoven (1770-1827)
交響曲第9番ニ短調作品125 Symphony No. 9 in D minor op. 125 (1824)
ソルヴェイグ・クリンゲルボルン (ソプラノ) Solveig Kringelborn (soprano)
フェリシティ・パーマー (メゾソプラノ) Felicity Palmer (mezzosoprano)
トーマス・モーザー (テノール) Thomas Moser (tenor) 
アラン・タイタス (バス) Alan Titus (bass)
ドレスデン国立歌劇場合唱団 Staatsopernchor Dresden
ドレスデン国立歌劇場管弦楽団 Staatskapelle Dresden
ジュゼッペ・シノーポリ Giuseppe Sinopoli (1946-2001)
ドイツ・グラモフォン Deutsche Grammophon 453 423-2 (1996)
(中古:2013年2月、ディスクユニオン新宿にて購入)

このCDの聴楽少し前に、これをかなりコキおろしていたHPを偶然見ました
かなり以前からからある老舗HPなんですが
Classical関連の文章としては、かなり強い言葉が書かれておりまして
逆に俄然と聴楽したい気持ちが盛り上がって来ていたのでした

書いた人は、ドレスデンに強い思い入れのある人のようで
自分のオケに対する理想がコテンパンに壊されたのでしょう
それはそれは物凄い憤りを孕んだ文章が印象的でしたね

私は元々がプロコフィエフをのめり込んで聴楽して来た人間ですので
特にオーケストラはどこがヨイ!とか思わない方です
が、しかし、その楽団がプロコを下手クソに演奏しようもんなら
やはり一瞬は閉口するでしょうから、今回の盤を酷評した人については
「何怒ってんの?ほらほら仕事の時間だよ」とは言いにくいのでした

さて、第1から第3楽章については
ややテンポを速めで運んでいると感じました
あまり残響の感じられる録音ではなく、特に低音楽器が近いのか
結構生々しい音響が聴楽できます
で、あまり大上段と言うよりも、むしろカチッとコンパクトな気がします
やや不定形な雰囲気を醸し出す第1楽章の構造がよくわかるようです

この勢いで、不思議に弾力のある第2楽章を過ぎて
第3楽章においても、各フレーズの空気中の滞空時間を
それこそほんの僅かの時間分トリミングしているように思えるのですが
ゼンパーオーパーの音響特性を考慮しているのではと推測しますが
その音響のデッドなことに強い印象を与えられる録音ではあります

第4楽章は、演奏時間25分55秒と
前3つに比べると、比較的余裕を持たせていると言えますが
各独唱の登場箇所は割合とすっきり済ませて行くようで
(合唱を構成する一部分としての役割という認識か?)
管弦楽、独唱、合唱の合わさるところで、シノーポリらしいというか
悠然とした歩みがようやく聴こえて来るようです
さすがにオペラの人、合唱が出てからは「上手いなぁ」と感じます

シノーポリはDGにはベートーヴェンの交響曲はこれが唯一ですね
彼にとっても、なかなかに難物だったのかなぁ
でも、これはとてもわかりやすい演奏だと思うんですよ
今までに聴楽した第9の演奏は、各楽章の構成に関しては
「わかった?」と問われれば、今一つ曖昧模糊としてしたのですが
今回「完全にはくっきりとしていないけど、わかりやすい」という
摩訶不思議な演奏になっているのですね
「間口は広く取ったから、後はいろいろ考えて聴いてちょ☆」
とジュゼッペさんに言われているような気がしています
ハマりそうですよこの演奏

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