短評☆プロコフィエフピアノ協奏曲全集

奇しくも交響曲全集同様、聴楽体験のある盤が10種となっています
今回も実際の聴楽順に並べています

◆アシュケナージ、プレヴィン、ロンドン交響楽団
  Decca (1974-75)
 ピアノ協奏曲の初聴楽盤、LP3枚組7500円!(1980年頃)
 やや角の取れた演奏で、今思うとちと物足りない
 クリスマスのプレゼントで買ってもらったと記憶している
 同じ日に初の伝記も購入し、読み耽ったなぁ
 家に帰ってから食べた唐揚げ弁当の味まで記憶している(笑)

◆ベルマン (1, 4, 5)、グテェレス (2, 3)、ヤルヴィ
  ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
  Chandos (1989-1990)
 オケがSNOから変わったのは出世なのだろうか?
 出来ればどちらか単独の奏者で録音して欲しかったが
 二人ともなかなかに良い。グテェレスの3番がなかなかの迫力

◆ベロフ、マズア、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
  EMI (1974)
 録音のせいか、冷徹な感じがビシビシ来る
 ピリピリした雰囲気が特に2番では効果的
 ベロフに関しては、ソナタの全集が頓挫したことも惜しい

◆クン・ウー・パイク、ヴィト、ポーランド国立放送交響楽団
  Naxos (1991)
 ライブ録音、造りが大きく迫力もある
 偶然と思うが、ナクソスのややボヤけた録音の中でも
 怒涛のピアノの音が存在感◎

◆クライネフ、キタエンコ、フランクフルト放送交響楽団
  Teldec (1991-1992)
 一昨年、惜しくも世を去ったクライネフ (1944-2011)の快演
 3番が特に快速で、何となくオケが置き去りにされているのが面白い
 日本では全くと言っていいほど注目されていなかったのが実に惜しい
 当時のレコ芸界隈ではピアニストといえば
 アシュケナージ、ポリーニ、アルゲリッチの3人だけだった 

◆トラーゼ、ゲルギエフ、マリインスキー劇場管弦楽団
  Philips (1995-1997)
 聴楽盤中で、唯一実演を聴いたことがある(2番)
 当然トラーゼのこだわりは2番に集中して、情報量もある
 全曲遅めのテンポを取っていて、聴楽前は不安だったが
 なかなかの仕上がりだと思う

◆ブロンフマン、メータ、イスラエルフィルハーモニー管弦楽団
  Sony Classical (1991-1994)
 ブロンフマン以外は意外な面子
 蛇足ながら、メータはアンコールで「ティボルトの死」を得意としている 
 比較的珍しい、明るめかつ暖かみが感じられる録音
 残念ながら、強い印象は残っていない

◆エル=バシャ、大野、モネ交響楽団
  Fuga Libera (2004)
 出ました!現在の私的決定盤その1
 明晰、端正、それまでの録音にありがちだった不明瞭な箇所をクリア
 芝居がかった見得はないが、基本的に全編見得とも言える
 しかし、このインテンポは驚異的な技術と感じざるを得ない


prokoelbacha.jpg

◆マルシェフ、ヴィーレン、南ユトランド交響楽団
  Danacord (2001)
 知らないレーベルの知らない奏者であった当時
 これを聴楽するための資金捻出には勇気が必要だった (笑)
 しかし、それは杞憂に終わったようだ
 演奏時間的にはトラーゼに匹敵する長さだが
 長さをあまり感じさせない安定した技術があると思われる

◆デミジェンコ、ラザレフ、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
  Hyperion (1995, 1998)
 私的決定盤その2、あまりにも意外なレーベルに潜んでいたため
 かなり長期間に渡り、その存在に気付かなかった
 当然ながら安定した技巧の上に、微かな洒落っ気を感じさせる
 ジャケットより中身で勝負といったところか


demidenko23.png

書いてみて思ったのは、交響曲に比して点が辛くないことかな
プロコのピアノ協奏曲全集を録音可能な奏者なら、まず下手クソはいないもんね
つらつら見ていて気づいたこととしては、まだ女性奏者がいないんですよ!
ここは小川(典子)、ラ・サール、ヴィニツカヤ辺りに期待したいところです 

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