「評」等というレベルまで全然いかないですが(苦笑)
私「個人(あくまで)」の印象を簡単に書いてみると…
○第4交響曲原典版 → 4o
○第4交響曲改訂版 → 4r
□第7交響曲速いコーダ → 7f
□第7交響曲遅いコーダ → 7s


◆ロジェストヴェンスキー指揮モスクワ放送交響楽団 (Melodiya 1962-1968)
(1, 2, 3, 4r, 5, 6, 7s)
おそらくは、世界初の全集。私の初聴楽はLPでした
テンポは現代の録音と比較すると、結構速い方
プロコ交響曲の激しい側面を知るには、なかなかイイかも
録音はかなり古さを感じるのは仕方ない所か

◆ロストロポーヴィチ指揮フランス国立管弦楽団 (Erato 1985-1988)
(1, 2, 3, 4o, 4r, 5, 6, 7s)
原典版の4番を初めて聴楽した全集
ロジェヴェン盤よりテンポ設定がゆっくりで、戸惑った
大きく構えた、強いうねりを感じる展開で、さすがロストロと思う
ただ、打楽器がやや引っ込みがちで、好みは分かれるだろう

◆ヤルヴィ指揮スコッティッシュ・ナショナル管弦楽団 (Chandos 1983-1985)
(1, 2, 3, 4o, 4r, 5, 6, 7f)
この全集で、初めて第7交響曲第4楽章のヴィヴァーチェのコーダを聴く
打楽器、特に小太鼓の音が鋭くて、プロコフィエフ風の演出に花を添える
一気呵成に進行するパワーは、ロジェヴェンと共通する
プロコフィエフの打楽器は「こうだ!」という感じが一番強くする

◆小澤征爾指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 (DG 1989-1992)
(1, 2, 3, 4r, 5, 6, 7s)
出ました!現在の私的決定盤その1
小澤らしい楷書的演出と、ベルリンの力量の見本市
ピアノの活躍を初めて認識するくらい、強調した録音の仕方
第5交響曲最後の追い込みがもう少し白熱して欲しかった

OzawaProkoCompSym.jpg
小澤盤 DG 431 614-2

◆ウェラー指揮ロンドン交響楽団ロンドンフィルハーモニー管弦楽団 (Decca 1974-1978)
(1, 2, 3, 4r, 5, 6, 7f)
初出時、国内盤LPではリリースされなかった
大音響が迫る感じはよくしているが、私にはピンと来なかった
第5交響曲の大太鼓がいい。生々しい音の録り方と思う

◆クチャル指揮ウクライナ国立交響楽団 (Naxos 1994-1995)
(1, 2, 3, 4r, 5, 6, 7f)
知名度が高くないオーケストラだが、健闘している
4番がなかなかに流麗だと思う
録音は、イマイチ焦点の定まらない、ちとボヤけた感じなのが惜しい

◆コシュラー指揮チェコフィル (Supraphon 1976-87)
(1, 2, 3, 4r, 5, 6, 7s)
こんなコンビでプロコの全集が、という意外な印象で気になり購入
特に特徴がどうこうという点では、語れるものが個人的にはない
もちろん、それはダメな演奏という点ではないが

◆マルティノン指揮フランス国立放送管弦楽団 (Vox 1971)
(1, 2, 3, 4o, 5, 6, 7f)
第4番の原典版のみ収録している唯一の全集
どういう理由か、わからないが興味深い
西側唯一の録音だった期間が長いので知名度は低くないが
私にとっては録音は古く痩せ気味、プロコフィエフ風かという点でも違和感

◆ゲルギエフ指揮ロンドン交響楽団 (LSO live 2004)
(1, 2, 3, 4o, 4r, 5, 6, 7s)
ロンドン交響楽団創立100周年記念の一環企画と思った
ゲルギエフは、時に速い部分と遅い部分の進め方が極端と感じる時もある
録音があまり残響を感じられず、ちともどかしい気がする

◆キタエンコ指揮ギュルツェニヒ管弦楽団 (Phoenix Edition 2005-2007)
(1, 2, 3, 4o, 4r, 5, 6, 7s)
現在の私的決定盤その2
全集内で一貫してテンポ設定が良く、技術的な平均も高い
程よい熱さ、というところだろうか。この「程よい」の実現こそ難しい


kitajenkoProkofiev.jpg
キタエンコ盤 Phoenix Edition 135

10種類も聴楽していたとは意外な感じもしますが
ちなみに、印象として、小澤盤を聴楽した後の採点は辛くなっていて
小澤盤以降の全集は、ちと向かい風が吹いていると思いますが
まぁ好みなんで仕方ないですな

コメント 2

quietplace  2013, 02. 17 (Sun) 23:18

ライムンドさんへ

そうですそうです
ヤルヴィ盤は、CD時代初期を飾る録音と言えるでしょう
レコ芸誌では、デジタルエコーの付加が話題になりました
それを嫌った聴楽子には、受けが悪かったようです
ネットのない時代の話ですね

ヤルヴィの《レニングラッド》は、演奏時間約68分で駆け抜けます
例の第1楽章は、これ以上の演奏はちょっと考えにくいですね
小太鼓がトチッているとの書き込みをネットで見かけましたが
そのトチリ方さえカッコいいんですから

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ライムンド  2013, 02. 14 (Thu) 23:04

No title

こんばんは、実はヤルヴィ指揮スコッティッシュ・ナショナル管弦楽団のプロコフィエフはCDで出始めた頃関心がありました。しかし、同じコンビのドヴォルザークを買って、予算に余裕が無く、ショスタコーヴィチに走ったのでそれ以来プロコフィエフとは疎遠になってしまいました。一気呵成に進行するパワー、と言えば同コンビのレニングラード交響曲を思い出し、聴いてみたくなります。

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