無理して聴き込まなくても、曲の良さはわかる時にはわかるもんなんですね☆

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リヒャルト・シュトラウス Richard Strauss (1864-1949)
交響詩《ドン・キホーテ》 Don Quixote op. 35 (1898)
《大管弦楽のための騎士的性格の主題による幻想曲》
アントニオ・メネセス (チェロ) Antonio Meneses (1957-)
ヴォルフラム・クリスト (ヴィオラ) Wolfram Christ (1955-)
レオン・シュピ-ラー (ヴァイオリン) Leon Spieler (1928-)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 Berliner Philharmoniker
ヘルベルト・フォン・カラヤン Herbert von Karajan (1908-1989)
ドイツ・グラモフォン Deutsche Grammophon 439 027-2 (1986)
(中古:2012年12月、Amazon.com Market Place にて購入)

20年以上も前に購入し、中古屋さんに旅立たせたCDたち…
長いブランクを経て、再び我が庵のCDラックに戻って来る不思議
今回もかつては一聴して、「ふ~ん」で終わった曲
しかし、それが今聴くと、なぜか豊かな楽想の宝庫となります

この曲名と作曲者名を知らないクラシックファンは皆無だと思いますが
曲自体が話題に上ることって、意外に少ないですよね
この曲を熱く語る人にも私はまだ会ったことはありません

管弦楽が華々しく鳴り響く作品ですが
題材の小説の粗筋を知らなかった、昔の初回聴楽の時に
なぜこのように鳴り響く?、と私は不安になった記憶があります
「色彩豊かな管弦楽が轟く、無表情な作品」
そんなラベルを、私は約25年間に渡って貼り続けておりました

今では、ネットで簡単に物語の粗筋を調べることができます
ただ、それで聴楽して「ああ楽しかった」ということではなく
粗筋との情報と、音楽を擦り合わせて
独自の愉しい映像を想像しながら聴楽する
これにより、今回の曲は遂に独自の地位を築くことが出来たのでしょう

導入部-主題
第1変奏:風車の冒険
第2変奏:羊たちとの戦い
第3変奏:騎士と従者の対話
第4変奏:懺悔者の一行との冒険
第5変奏:ドン・キホーテ眠れず
第6変奏:ドルシネア姫に魅せられて
第7変奏:宙を舞う騎行
第8変奏:魔法の舟の冒険
第9変奏:魔法使いとの争い
第10変奏:馬上試合、敗れたドンキホーテの帰郷
終曲-ドン・キホーテの最期

曲想はややマイルドで、戯画的かな。何より優しいのがヨイです
導入部で、間もなく出てくるオーボエの憧れに満ちた旋律と
それを支えるハーモニー
第2変奏で、羊たちにモフモフされる混乱を表現する現代的音響
第7変奏での説明不要の快感。終曲冒頭のチェロの優しい響き等々
カラヤン、ベルリンの盤石の音響から
主人公ドン・キホーテに対する作曲家シュトラウスの
暖かい眼差しが何となく感じられて
非常な満足感を得られる42分27秒!

一曲一枚の座右の銘盤を集める傾向の私のコレクションですが
近年、聴き比べをしたくなる曲も増えているのが嬉しいですね

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