盤石の伴奏の上で奏でる女の子   ベートーヴェン

所蔵盤中では希少なアナログ録音(ADD)です

MutterKarajanOp61.jpg

ベートーヴェン Ludwig van Beethoven (1770-1827)
ヴァイオリン協奏曲ニ長調作品61 Concerto for Violin and Orchestra in D major op. 61
アンネ-ゾフィー・ムター (ヴァイオリン) Anne-Sophie Mutter (1963-)
ヘルベルト・フォン・カラヤン Herbert von Karajan (1908-1989)
ドイツ・グラモフォン Deutsche Grammophon 413 818-2 (1979)
(中古:2012年12月、ディスクユニオン吉祥寺にて購入)

ムターのデビュー初期の録音の聴楽は、意外にも初めてです
CDも本当の初期は、アナログ録音であることに、改めて気づきますね
ジャケットの写真は、老カラヤンと、当時16才前後!のムター
(これもなかなかに良い写真だと思いますね)
私服通学の女子高生アンネと、カラヤン校長先生みたいな、ね☆
彼女の抜擢に関しては、同時期のレコ藝誌でも読んだ記憶がありますが
調べてみたら、彼女は13才の時に既にカラヤンに招かれているのですね!

演奏時間が(26:31/11:24/10:16//48:11)と、なかなかに悠然たるテンポ
カラヤンがムターに配慮した、と考えられなくもありませんが
それはおそらく当時の技量に対してということは、ちょっと考えにくい
約20年後にマズア (Kurt Mazur 1928-)指揮NYPでの2度目の録音に際して
より遅いテンポを採用していますからねぇ

カラヤンが、自分流とソリストを立てることの両立を突き詰めて
このテンポに到達しているのだと考えたいところです
当時のベルリンフィルの音の力の凄さを感じますね
全奏で「ワッ」と来るところはいかにもですが
木管楽器どうしの音の溶け合い方なんかは、ちょっと言葉が見つからず
どこか、非常な快感を得ずにはいられないものです

ムターは、この盤石の合奏の上にのり
既にティーンエイジャーの技巧合戦とは別次元の音をさせていると思います
第2楽章とか、心地よさがいつまでも続いて欲しいと思うくらいですな
第3楽章の最後のカデンツァのところでは、ムターに主導権というか
力のこもりかたの趣が違うように感じるのも興味深いですね

後年のチャイコフスキーのライブ録音と比べた場合には
ごく一部に、「駆け出し」的な音をさせている瞬間もありますが
彼女の場合はこの時点で、普通の人が極限の努力をして到達した所から
更に先の段階が出発地点になっているような気がしてなりません

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