老いて穏やかに、じゃないのがいい☆   ヤナーチェク

アルバムの構成としては、今回の曲は「おまけ」的なんですが
なかなかどうして、ブチかましてくれています☆


AbbadoJanacekDG.jpg

ヤナーチェク Leos Janacek 1854-1928
シンフォニエッタ Sinfonietta (1926)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 Berliner Philharmoniker
クラウディオ・アバド (指揮) Claudio Abbado (1933-)
ドイツ・グラモフォン Deutsche Grammophon 427 313-2 (1987)
(中古:2012年12月ディスクユニオン池袋にて購入)

録音が1987年ですから、まだアバドがベルリンの監督になる少し前です
この頃くらいまでは、結構王道のレパートリから少し離れたような
意外なレパートリーで楽しませてくれましたね
店頭で見かけた時に、「ベルリンフィルのシンフォニエッタってどんな感じ?」と
想像がむくむくと出て来ましてゲットしたものです

初演は1926(大正15)年の6月26日ということで
日本では年号が大正から昭和になるほんの少し前なんですが
ということは、Classicalとしては、かなり新しい方になりますかね
もっと古い曲というイメージがあるので、これは意表を突かれます
それに、初演の年にヤナーチェクは晩年かつ72才!
老いて穏やかに、じゃないのがいい☆

とにかく第1楽章に強烈なインパクトのある曲で、20年ほど前に
マッケラス (Sir Charles Mackerra 1925-2010)盤(Decca)聴楽前は
「ドヴォルザーク風の素朴な音楽だろうから、気楽に行こう」
なんて気分でいたところ、吹き飛ばされそうになりましたよ

マッケラス盤の輪郭の太い打楽器に比べると
随分と慎重な、ややと頼りなさそうな感じの開始なんですが
これはもしや、アバドの計算ではと思えなくもありません
次第に全開に向かうブラスバンド、その燦然たる輝きは
ちょっと言葉で表現しにくいほどの爽快さ
豪壮なる金管軍団の土俵入りみたいな天晴さ!

各奏者の吹奏する音につられて、連鎖反応なのか
互いがどんどん高潮して吹きまくる趣
(かと言って乱暴でないのがアバド流精緻というものなのか?)
「俺(私)たちの本気の合奏を聴いてみろや(みてね)!」
(当時のエキストラ含めた中に女の人がいたかはわかりませんが)
みたいなパイパーズたちの自負がビシビシと感じられて
思わず拍手したくなるような快感さえ出て来ます

曲全体としては、短い動機を強いコントラストで絡ませる
ヤナーチェク流というのでしょうか
弦の沁みるような高音なんかは「ならでは」という趣かな
狂詩曲《タラス・ブーリバ》の姉妹編と言われるのもよくわかる
(両曲の終結部は同じ調だと思うのですが)

私は長期間に渡り、マッケラス盤を決定盤と信じておりましたが
いろいろな演奏を聴楽してみるもんだな、なんて
改めて実感しているんですよ

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