意外な曲からの始まり ストラヴィンスキー

Stravinskyと言えば、《春の祭典》なんですが、今日はまた違う作品の話です
でも、やはり起点は《ハルサイ》になっちまう訳ですが…


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Stravinsky (1882-1971)
Symphony of Psalms (version 1948)
Berlin Radio Chorus
Berliner Philharmoniker
Pierre Boulez
Deutsche Grammophon 457 616-2 (1996)

大体、Classical愛好家の卵は、Stravinskyと言えばこの曲を最初に聴くのかな
優しい先達ならば、卵たちの《運命》《ウィリアム・テル序曲》からという経緯を鑑み
多少は入り易いかも知れない《火の鳥》を進めますかね、どうでしょう?

私は中学生の当時、図書館で借りた本にあまりに喧伝されていたので
《ハルサイ》から入ってしまった者です(1980年の梅雨時でした)
Michael Tilson Thomas指揮のDG盤でした(廉価盤LP\1300)
「思わず昂奮」の瞬間がいつ来るか来るかと待ち構えること17分
第1部は終わりましたが「イマイチだな」「昂奮がぶつ切りだなぁ」
でもって第2部に入り15分、聴き終わり…「つまんねぇ~~(怒)」

これは、面白いとわかっている物を与えられる「子供の買物」から
「時々はKusoもある」という大人の買物への架け橋だったのでしょうか(大袈裟)
まさか自分の買物に失敗はあるまい…と考えていたものの
さすがに、それまでの中身の見えた玩具とは購入の性格が違うのでした。ハハハ

責任は全て私にあります(苦笑)。当時としては良い勉強になりましたね
ここでClassical離脱という可能性もありましたが
それを救ったのはProkofievということです

時代の寵児Stravinskyも、当時の私には「へっぽこ作曲家」になりしばらく経過
NHKの芸術劇場で、この《詩篇交響曲》に偶然出くわしました
本を読んだりLPを聴いて「ハルサイ天晴れじゃ!」との評が自分にはわからない
このモヤモヤを一掃しようと、嫌な記憶のある作曲家に再挑戦です

今気づいたのですが、苦手になってしまった作曲家の作品の場合
音だけでなく、映像として見るというのも「アリ」かも知れませんね

でもって20分後、(良い意味で)打ちのめされている自分がいましたね
3つの楽章に分かれていて、最初の2つは、まぁ以前の印象のStravinskyでした
「ちょこまかした音型」がまばらに「いきり立つ」という点ではね

私が衝撃を受けたのは第3楽章の後半です
管楽器の伸ばす音の繋ぎを工夫することがこれほど効果的だとは…絶句
でもって、それらがしめやかに伸ばす和声の上を行く合唱
加えて、その和声がダラけないように点描的に支えるティンパニ
ティンパニとは「ドロロロ~」とやるのが仕事の楽器という印象を覆しました
静かに、厳かに進行する音楽の昂奮というものを、初めて認識した瞬間でした
ということで、Stravinskyは復権、現在に至ります

加えて、長調短調の世界とは別の次元への入り口を用意したのもこの曲です
現在にまで私の聴楽趣味が続く源泉の一つとして、ちょっと忘却することは不可能ですね

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